〜 3月7日の花 ムスカリ(グレープヒヤシンス) 〜
花言葉 |
夢にかける思い・高貴な生活・失意・失望・悲嘆・憂鬱・黙っていても通じる私の心・気品 |
別名 |
グレープヒヤシンス・ブドウムスカリ・ハネムスカリ・ルリムスカリ・ルリツボバナ |
科・属名 |
ユリ科・ムスカリ属 |
原産地 |
地中海沿岸・西南アジア原産 |
状態 |
球根植物 |
...........花のいわれ・特徴.........
ムスカリは地中海沿岸、西南アジア原産の球根植物です。ヒアシンスに近い仲間で、約50種が分布している春の代表的な球根植物です。丈の低い草花で、葉は細く、地面にすれすれに花穂がつき、直径2〜3cmのツボ状の花が集まってブドウの房のように小花がつきます。
ムスカリには、球根から数枚の葉を地上レベルで出し、鮮やかな青花の「M・アルメニアカム(写真右下)」や、球根から細い倒披針形の葉を2〜3枚出す白花種の「M・ボトリオイデス(写真右3番目)」、球根あたり1枚のみ灰緑色の広い葉を出し、黒みの紫花である「M・ラティフォリウム(写真右上・上段左)」、その他にも黄色の「M・ゴールデンフレグランス」などがあります。
草丈が低いこともあって花壇や寄せ植えにはぴったりで、群植させるには同種類のものを密植するとよくまとまり、鉢やプランターバスケットに、また最近は切り花としても多く流通しています。草丈は10〜30p。開花期は3〜5月で鉢の市販期は11〜翌4月頃です。
属名の「ムスカリ(Muscari)」はギリシャ語の『Moschos「ムスク」(麝香)』を意味し、種類によっては麝香の香りがすることに由来します。ただ現在はこの花に強い香りはありません。英名はこの花の色やブドウを逆さにしたような形状から「Grape
hyacinth (グレープ ヒヤシンス)」といいます。和名も同じく『ブドウヒヤシンス「M・アルメニアカム」(葡萄ヒヤシンス)』、または「ルリムスカリ(瑠璃ムスカリ)」と呼ばれます。
また、大型で切り花にもされる種類にコスモス種があり、別名を「ハネムスカリ」または「フサムスカリ」といい、その名の通り花穂が羽状に分枝しています。花言葉は相反する意味の言葉が並びますが、これはこの花の原種の青い色からなり、ヨーロッパではこの青い色は悲しみの象徴と高貴の象徴という二つの捉えかたをすることからとされます。 |
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...........花の栽培.........
耐寒性が強く、水はけがよい砂質の土壌を好みます。球根は発根部位のしっかりしたものを選び、春から秋にかけては日当たりがよく、5月から夏にかけては落葉樹の陰になる場所に植えつけます。
酸性土を嫌うので、苦土石灰などで酸度調整をし、油かすにカリ肥料を加えた元肥えを施して、2pの覆土をします。結実する前に花茎ごと切り取れば、4〜5年は植え替えは不要です。植え替えるときは6月に掘り上げ、大きな球根を植えつけます。 |
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