〜 3月8日の花 アッツザクラ(ロードヒポキシス) 〜
花言葉 |
愛を待つ・可憐・はかない恋・無意識 |
別名 |
ロードヒポキシス |
科・属名 |
キンバイザサ科・ロードヒポキシス属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
球根植物(多年草) |
...........花のいわれ・特徴.........
アッツザクラは南アフリカのドラケンスバーク地方に分布している半耐寒性の春植え球根植物です。1920年代にイギリスを中心に品種改良が行われ、日本には昭和初期に輸入されました。成長が早く花期の長いのが魅力で、軟毛のある短い葉の間から花茎を伸ばして6弁の可愛い花を次々と咲かせます。
花色は濃紅、白、白に弁先ピンク(写真右3番目)や中間色で、一重咲きや小輪、大輪の園芸品種があります。現在出回っている品種は大輪の4倍体の赤やピンク、白の品種と八重咲き品種です。1.5〜2cmの6弁花は外片が内片より大きく、雄しべ・雌しべが隠れてほとんど見えません。
葉は長さ6〜7pで先が尖っていて、葉が1枚できるごとに茎が1本つき、その1本に1〜3個の花が咲きます。南アフリカの高知の花なので暑さには弱いですが、生長が早く花期も長く、4月から6月末まで咲き続けます。出回るのはほとんど鉢植えで、草丈は10〜15cm。主な開花期は4〜6月で鉢の市販期は11〜翌5月、球根は1〜3月頃です。画像は「ミリオイデス・クラレット(写真右下)」です。
属名の「ロードヒポキシス(Rhodohypoxis)」は、ギリシャ語の「Rhodon(バラ色)」と「Hypoxis(近縁のキンバイザサ属)」に由来します。和名は「アッツザクラ(アッツ桜)」ですが、アリューシャン列島のアッツ島とも、また桜とも関係はありません。
この和名の由来には諸説があり、太平洋戦争中の激戦地アッツ島で日本守備隊が玉砕したことを悼んだから、または占領したことを記念したことによるとする説、またある植物関連業者がこの悲報を期に、花を売り出すために名前を「アッツザクラ」としたとする説があります。別名は「Rhodohypoxis(ロードヒポキシス)」。英名は「Rose grass(ローズ グラス)」、「Red star(レッド スター)」です。 |
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...........花の栽培.........
球根で入手した場合は、腐葉土にピートモスを加えた土に、球根が見えなくなる程度に覆土します。生育中や開花中は乾燥させないように、毎日水やりし、真夏は遮光をして管理します。11月頃葉が黄変したら、凍結しないような場所で冬越しをします。3〜4月に必ず分球して新しい用土に植え替えます。 |
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