〜 3月10日の花 クリンソウ(九輪草) 〜
花言葉 |
物思い・幸福を重ねる・物覚えのよさ |
別名 |
シチジュウソウ(シチカイソウ)・ナナエソウ(ナナカイソウ) |
科・属名 |
サクラソウ科・プリムラ(サクラソウ)属 |
原産地 |
日本(北海道・本州・四国)原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
クリンソウは日本原産の多年草です。サクラソウの仲間は世界中に300種以上分布していますが、クリンソウはそのうちのひとつで、北海道から本州・四国に分布し、山地の湿地などに自生しています。茎は50pほどですがときには1m近くにも伸ばし、日本に自生するサクラソウ科の植物の中では最も大形です。花が大きく美しいため山野草として人気があります。
葉は薄緑色の長楕円形で長さ10〜20pと大きく、縁にはギザギザがあります(写真左)。花色は白やピンク、濃桃色で、長く伸ばした茎先に、3〜7段ほど茎を取りまいて車輪のようにつき(写真右中央)、サクラソウに似た花を咲かせます。このクリンソウのことをスコットランドの植物採集家、ロバート・ホーチュンは「日本の植物の中でもっとも美しい花」と讃えたそうです。草丈は40〜80cm。花期は5〜6月で鉢の市販期は5〜6月頃です。
属名の「プリムラ(Primula)」はラテン語の『primus「プリムス」(最初の)』というの意で、この花がほかの花に先駆けて咲くことからとされます。英名は「Japanese primrose(ジャパニーズ プリムローズ)」です。
クリンソウの名前は、花の輪が下から先端に上って何段にも重なることから、またはお寺の塔の九輪(塔の頂部付いている9つの輪飾り)のように見えることから「クリンソウ(九輪草)」と名づけられました。別名もこの花姿から「シチジュウソウ、ナナエソウ(七重草)」、または「シチカイソウ、ナナカイソウ(七階草)」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
丈夫な性質なので用土は選びません。水切れさせなければ半日陰でも花を咲かせます。夏は西日を避け、地上部が枯れた状態で冬越すれば、春に葉が出ます。
花後に、太い根を3pほど切り取り、赤玉土小粒6、バーミキュライト4の用土に根伏せします。また春にタネまきすると翌年開花します。 |
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