〜 3月15日の花 イベリス(屈曲花・常盤薺) 〜
花言葉 |
初恋の思い出・こまやかな人情・心をひきつける・心変わり・甘い誘惑・無頓着・無関心 |
別名 |
キャンディータフト・マガリバナ・トキワナズナ・ニオイナズナ |
科・属名 |
アブラナ科・イベリス(マガリバナ)属 |
原産地 |
ヨーロッパ・北アフリカ・西アジア原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
イベリスはヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産の一年草・多年草です。地中海沿岸を中心に30〜40種ほど分布し、日本には1870年頃に渡来しました。花は内側の2枚が小さく、外側の2枚が大きい4弁の小花を多数付け、ひとつの花のように集まって咲きます。花色、形体も実にさまざまです。
よく栽培されているものに、長さ8cmほどの葉がへら形で、白花の甘い芳香が特徴の秋まき一年草「I・アラマ」や、草丈が40〜60cmの高性種で、淡紅やピンク、赤紫の色彩に富んだ「I・ウンベラータ(写真上段中央と右)」、白花で小花が密に集まり、マツムシソウに似た花序を形成する宿根草の『I・センペルヴィレンス「トキワナズナ」(写真右3番目)』、葉が線形で羽裂し、草丈が40cmほどの「I・オドラタ(ニオイナズナ)」などがあります。
一年草のイベリスは秋に種をまいて5月頃に開花し、多年草のイベリスは春に種をまいて7〜8月頃に開花します。乾燥に強く花期も長いので、高性種は切り花に、矮性種は花壇やロックガーデン、鉢植えに用いられています。草丈は30〜40p。開花期は主に3〜6月で苗の市販期は2〜3月、タネは8月頃です。
属名の「イベリス(Iberis)」はスペインの古名「イベリア(Iberia)」に由来し、この花がスペインなどのイベリア半島に多く自生していることにちなみます。英名は「Candytuft(キャンディータフト)」と言い、「砂糖菓子」といった意で、1pの小さな花が集まって真中が盛り上がるように開花した様子がお菓子のように見えるためです。
和名は、花の花序が長く伸び、太陽に向かって花茎が曲がる特徴があるため『マガリバナ「屈曲花(イベリス アマラ)」』です。別名は『トキワナズナ「常盤薺」(イベリス センペルヴィレンス)』と呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
高温多湿や酸性土、多肥を嫌いますが、やせた地でも開花しますので、栽培は容易です。9月中旬〜10月中旬に、日当たりと水はけのよい肥沃地にタネをまくと、3月中旬〜5月中旬に花が咲きます。
花が終わったら、花がら摘みをこまめに行い、再び花を咲かせ、挿し芽は5月頃に花のない枝を選んで挿し穂を取ります。水切れに気をつければ、屋外で冬越しできます。 |
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