〜 3月21日の花 カルミア(アメリカ石楠花) 〜
花言葉 |
大志を抱く・神秘的な思い出・にぎやかな家庭・賞賛・優雅な女性・さわやかな笑顔 |
別名 |
アメリカシャクナゲ・ハナガサシャクナゲ |
科・属名 |
ツツジ科・カルミア属 |
原産地 |
北アメリカ東部原産 |
状態 |
常緑低木・高木 |
...........花のいわれ・特徴.........
カルミアは北アメリカ東部原産の常緑の広葉樹で、日本には1915年に渡来しました。花径は2p内外で、ピンクに紅色の斑点が入っていて、初夏に開花すると周りをピンク一色に染める華やかで清楚な花です。
色はピンクのほかに濃紫・白や赤い条線が入る白色などがあり、つぼみは金平糖のようなユニークな形状(写真左)をしています。カルミアの仲間は8種あり、とくに人気があるのは「カルミア・ラティフォリア(Kalmia latifolia)」種で、一般にカルミアというとこの種を指すようです。
私は植木市で「きれいな花が咲くから騙されたと思って買ってみて」と言われカルミアを購入しましたが、ほんとうに花が満開になると淡いピンクがレースの日傘を広げたように美しい花です。触ると砂糖水をつけたようにベトベトとします。またカルミアは独特なしかけを持っていて、開いた花の中に葯をかかえ、花粉が熟したころ虫が雄しべに触れるとその瞬間に葯が飛び出し、放り出された花粉が虫に付くそうです。
葉は7〜10cmの長楕円形の革室で厚く、互生しますが枝の上部で輪生します。この葉には有毒の物質が含まれていて、葉を煎じれば鎮静作用や抗菌作用があるそうですが、毒性が強いので専門家以外は扱えないそうです。樹高は1〜2m。開花期は5〜6月で鉢の市販期は4〜5月頃です。画像は「K・サラ(写真上段中央)」、「K・スティール ウッド(写真上段右)」、「K・ピンクボール(写真右2番目)」です。
属名の「カルミア(Kalmia)」は、この花をヨーロッパに紹介したリンネの高弟である、スェーデンの植物学者「P.Kalm(ペーデル カルム、ピーターカルムとも)」を記念したものです。英名は「Mountain
laurel(マウンテン ローレル)」と呼ばれ、アメリカを代表する木であり、コネチカットの州花ともなっています。別名は「アメリカシャクナゲ(アメリカ石楠花)」、または「ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)」と呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
植えつけの適期は2月下旬から5月と9〜10月頃です。日当たり水はけのよく、西日の当らない場所に、腐葉土やピートモスをすき込み、土を盛り上げるようにして植えつけます。支柱を立ててたっぷりと水やりします。
施肥は油かすと骨粉を等量混ぜて、1〜2月にと7月の2回に、1〜2握りほど施し、病害虫の予防のため、殺虫剤、殺菌剤を定期的散布します。剪定は放任しても樹形を整えますので特に必要なく、ふところ枝を整理する程度です。 |
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