〜 3月22日の花 レンギョウ(連翹) 〜
花言葉 |
叶えられた希望・情け深い・とまどい・遠い記憶・楽しい語らい・言いなりになる・希望・予測・期待 |
別名 |
レンギョウウツギ・イタチハゼ・ツルレンギョウ |
科・属名 |
モクセイ科・フォルシシア(レンギョウ)属 |
原産地 |
日本・中国・朝鮮半島原産 |
状態 |
落葉低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
レンギョウは中国原産の落葉低木で、日本に渡来したのは17世紀かそれ以前とされます。代表種は中国原産のレンギョウで、桜と同時期に枝垂れた枝にいっぱいの黄色い花をつけ、開花期には周りを明るく照らしだします。レンギョウの仲間には枝が直立し、花が下向きにつく『シナレンギョウ「支那連翹」(写真右2番目)』と、枝が弓なりに伸びる朝鮮から渡来した『チョウセンレンギョウ「朝鮮連翹」(写真右3番目)』、「斑入りチョウセンレンギョウ」があります。
日本原産種では限られた地域にしか分布せず、中国地方の「ヤマトレンギョウ(大和連翹)」、小豆島の「ショウドシマレンギョウ(小豆島連翹)」があります。ただ現在は絶滅危惧種に指定されています。レンギョウは、早春に細長い鐘形で口元が深く4裂し、葉がでる前の枝にいっせいに花を咲かせます。強い生命力を持っていて、長く垂れさがった枝が地面に接すると、すぐに根を出して新しい枝を誕生させます。
また卵形の朔果は解毒、消炎、利尿、鎮痛などの働きを持ち、漢方薬として利用されます。すでに平安時代には果肉の乾燥品が宮廷に献上され、解熱や解毒薬として使用されていたそうです。刈込にも強く、主に庭木や生け垣、公園樹、グラウンドカバーとして利用されています。樹高は2〜3m。開花期は3〜4月で鉢の市販期は3月と9月頃、苗は春と秋です。
属名の「フォルシシア、またはフォーサイシア(Forsythia)」は、イギリスの植物学者「W.Forsyth(ウイリアム・フォーサイス)」を記念して名づけられました。和名の「レンギョウ(連翹)」は「翹」が鳥の尾羽を意味し、花序の様子から小鳥たちの黄色い尾羽を連想し、それが連なるという意味の「連」からだそうで、本来レンギョウは「トモエソウ」、もしくは「オトギリソウ」を指していましが、伝来時に謝って「連翹」としたことからこう呼ぶようになったとされます。
またレンギョウは漢名の音読みで、「いならぶ花に翹出(ぎょうしゅつ)する」という意であり、連翹が飛びぬけて美しいことから付けられたともされます。別名は、レンギョウの枝を切ると、節以外は中が空(空の木)なので「レンギョウウツギ(連翹空木)」とも呼ばれ、古名は「イタチグサ(鼬草)」です。英名は、春がくるたびに鮮やかな黄色い花を爆発させるように咲かせるので「ゴールデン ベルズ(Golden bells)」です。 |
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...........花の栽培.........
植えつけは11月から翌春の4月中旬までの厳寒期を除き植えつけ可能です。日当たり水はけのよい肥沃な場所で高植えにします。剪定は花が終わったあとすぐに、強く刈り込まず、自然な枝ぶりを生かします。
古くなった枝を付け根から切り、込んだ場所の枝を間引きます。枝が古くなると花つきが悪くなるので、枝を更新することで樹形と花つきをよくします。 |
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