〜 3月24日の花 ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン) 〜
花言葉 |
誘惑・官能的な愛・優雅・愛らしさ・温和・清純・喜び・愛嬌 |
別名 |
ジャスミン・ジャスミナム ポリアンツム |
科・属名 |
モクセイ科・ジャスミナム(ソケイ)属 |
原産地 |
中国原産 |
状態 |
つる性植物・常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ハゴロモジャスミンは中国南西部、雲南省原産の常緑つる性植物です。ジャスミナム属にはオウバイやソケイなど多くの種類が含まれますが、普通、ジャスミンといえば「ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)」を指します。
ハゴロモジャスミンは、茎の先に1pほどの淡い紅色を帯びた白い小花が株を埋め尽くすようにして咲きます。細い筒先が5つに裂けた花が、30〜40個ほどまとまって次々に咲かせます。つぼみのときは淡いピンク色ですが花が開いてくると純白に変わっていきます。
香りの王はジャスミン、香りの女王はバラといわれるように、ハゴロモジャスミンにも素晴らしい芳香があります。花が満開になると遠くまでうっとりするような香りを漂わせ、この芳香と花付きのよさや強健な性質から人気も高く、あんどん仕立ての鉢植えとして流通し、または垣根やフェンスなどに利用されています。つるは1〜3m。開花期は3〜5月、鉢の市販期は12〜翌5月頃です。
属名の「ジャスミナム(Jasminum)」はマツリカのアラビア名「yasmin(ヤースミーン、ヤスミン)」にちなみます。インドでは結婚式にこの花で花輪を作り、自分を飾るのだとされ、また恋人から贈られたジャスミンの花を髪に編み込んで変わらぬ愛の証しとし、この花を「愛の花」と呼ぶそうです。
ジャスミンの語源ですが、ペルシャ語の「ヤーサマン」から、アラビア語の「ヤーサミーン」⇒「フランス語の「ジャスマン」⇒英名の「シャスミン」になったといわれます。別名は「Winter jasmine(ウインター ジャスミン)」、または「Pink jasmine (ピンク ジャスミン)」といわれます。またジャスミンの仲間で群れるように咲く純白の花を羽衣にみたて、「ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)」だとされます。 |
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...........花の栽培.........
夏の暑さや冬の霜に弱いので鉢植えに向いていますが、関東南部以西なら霜よけをすれば、庭植えも可能です。日当たり水はけのよい場所を好みますので、やや乾かし気味に育てます。
生育期の5〜9月は1〜2か月に1回、固形の化成肥料などを施し、水やりは表面の土が乾きだしてからたっぷりと与えます。鉢植えは根の成長を抑え、リン酸、カリ分の多い肥料を施します。込みあってきたら、厳寒期に古いつるや細すぎるつるなどを間引きます。
生長期つるを切ると、翌年の新梢の出が翌年になり開花が遅れるので、伸びたつるは切らずに誘引して伸ばしていきます。 |
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