〜 3月29日の花 モッコウバラ(木香薔薇) 〜
花言葉 |
初恋・純潔・幼いころの幸せな時間・素朴な美・恋の終焉 |
別名 |
バンクシアローズ・モッコウカ・スダレイバラ |
科・属名 |
バラ科・バラ(ロサ)属 |
原産地 |
中国原産 |
状態 |
常緑つる性低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
モッコウバラは中国中部の原産の常緑つる性低木で、日本には江戸時代中期に渡来しました。葉は互生し、小葉は3枚から5枚で表には光沢があります。つるにはトゲはなく、直径3p程度の八重または一重の花を房状に無数につけます。色は白または淡黄色の花をつけ、花は小さくても花びらの重なりが豊かで華やかさがあります。
白花は黄花より開花が若干遅く、芳香性があるのですが黄花ほど多花性はありません。生育はとても旺盛で花つきのよさには驚かされます。花期は主に初夏ですが四季咲き性のバラもあり、これは春だけに咲き、清楚な印象から人気もでています。またモッコウの根は健胃薬として用いられてもいます。
モッコウバラはつるが長く伸びるのでフェンスやアーチに誘引したり、または公園樹、盆栽などに利用されています。樹高(つる)は50cm〜7m。花期は4〜5月で鉢の市販期は3〜5月頃、苗は春と秋です。画像は「白花の一重(写真左)」、「黄花のつぼみ(写真右下)」、シロモッコウと呼ばれる「白花の八重(写真右3番目)」です。
学名の「ロサ・バンクシアエ(Rosa banksiae)」は、イギリスの植物学者「ジョセフ・バンクス(J.Banks)」卿の夫人を記念して命名されました。また属名の「ロサ(Rosa)」の語源はケルト語の「rhod、rhodd(赤い)」に由来し、バラの基準色の赤にちなむといわれます。
和名は「モッコウバラ(木香薔薇、または木香茨)」で、漢名の「木香花」の音読みに由来したもので、花の香りがキク科の「モッコウ(木香)」に似ることから、またはモッコウバラの乾燥した根に香りがあり「唐木香」という香料に使われていたことからともいわれます。英名は「Banksia
rose (バンクシア ローズ)」です。別名は「モッコウカ(木香花)」、「スダレイバラ(簾垂薔薇、簾茨)」です。 |
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...........花の栽培.........
バラの中でも棘もなく、病気や虫にも強いので扱いやすい植物です。明るい日陰でもよく育ち、土の表面が乾いたら、水をたっぷりとあげることに注意すればいいだけです。
数年経つと株元に枝や葉がなくなるので、徒長枝を伸ばして養成し、誘引は、元気の良い太枝や新枝を中心に、直立させずに斜め上方向誘引します。剪定は1〜2月頃、花が前の年に伸びた枝に咲くので、伸びすぎた古い枝を短く切り詰めます。 |
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