〜 3月31日の花 カトレア(カトレヤ) 〜
花言葉 |
成熟した大人の魅力・優雅な貴婦人・真の魅力・魔力・高貴・理想郷・魅惑的・あなたは美しい |
別名 |
カトレヤ |
科・属名 |
ラン科・カトレア属 |
原産地 |
熱帯アメリカ原産 |
状態 |
着生ラン |
...........花のいわれ・特徴.........
カトレアは熱帯アメリカ原産の常緑多年草です。南米、中南米にかけておよそ40種が分布し、カトレア属をはじめとするいくつかの属の交配によってできた多数の種の総称をカトレア(カトレヤ)と呼んでいます。現在のように様々な品種が栽培され始めたのは19世紀に入った頃で、日本には明治の中ごろにイギリスから渡来しました。
カトレアは木や岩に張り付いて生活する着生ランの一種で、カトレアの野生種ランが2万5千種以上あるなかでも、輝くような色彩と香りを放ち鮮やかに咲く花姿から「洋ランの女王」と呼ばれ、スーパースター的存在です。葉は革質で厚く、茎はバルブをなします。
大輪の花弁はほかのランと比べると薄くて透き通るような美しい花色で、夏咲き、秋咲き、冬咲きがあり一年中流通しています。植物は普通、属と属の間の交配は不可能といわれますが、カトレアは属間交配が進み、つぎつぎと新しい品種が作られています。ミニカトレアと呼ばれる径3pの小形種や、径12〜18cmにも及ぶ大形種、1茎に1花のものから10数花をつけるものもあります。
花色は赤・ピンク・黄色・緑・白・赤紫・青紫と豊富で、この豪華な花姿からブーケやコサージュにも多用されています。草丈は20〜50p。開花期は種類により異なり、春夏秋冬それぞれに咲くので、鉢の市販期ともにほぼ周年です。画像は「C・ キョウグチ(写真左)」、「リンコレリオ・C・チアリンシンスウ(写真右上)」、「C・チェコエンタスシブリング (写真右2番目)」、「C・トラマンダイ センダヤ(写真右3番目)」、「レリオ・C・アロハ ケース サンテパルク(写真右下)」です。
属名の「カトレア(Cattleya)」は、発見者であり、1824年に着生ランの栽培に初めに成功したイギリスの園芸愛好家「ウイリアム・キャトレイ、またはカトレイ(William
Cattley)」の名前にちなんでいます。英名は「Cattleya(カトレア、またはカトレヤ」です。 |
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...........花の栽培.........
流通量の多い冬咲き種を温室で育てる場合、夏が50%、春と秋には30%遮光した日光に十分当て、冬は最低気温を13〜15℃に保持します。
また適宜植えかえて鉢の中の水ごけを新しくして根腐れを防ぐことも重要になります。生育期間の3〜6月と、バルブが完成する9月には、油かすや骨粉などの固形肥料や液肥を施すと花つきがよくなります。
もともと熱帯、亜熱帯が原産なので、高温多湿の環境で生育しますので、冬の湿度の低いときは加湿器で加湿したり、葉水をかけるか、霧吹きなどでこまめに水分を補うようにします。 |
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