〜 4月3日の花 ニオイスミレ(匂い菫) 〜
花言葉 |
無邪気な愛・誠実な愛・信頼・謙虚・秘密の恋・高尚・貞淑・控えた美しさ |
別名 |
スイートバイオレット・セイヨウスミレ |
科・属名 |
スミレ科・スミレ(ビオラ)属 |
原産地 |
地中海沿岸地方原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ニオイスミレはヨーロッパ南部・西アジア原産の多年草です。スミレ属の植物は世界に450種、日本にも約60種が自生します。スミレ属のなかでも日なたを好むものや半日陰に生えるもの、高山地帯に自生するものなどがあります。
種類によってそれぞれ違いがありますが、5弁花で、唇弁の後ろが距(きょ)という細い袋状なっているのところが共通しています。なかでも「ニオイスミレ「匂菫」(V・オドラータ)」は最近つくられたスミレの園芸種で、やや日陰の場所を好みます。
冬でも「濃緑色のハート形の葉(写真右上)」で、花色は薄紫や濃紫、ピンク「ベニバナ・ニオイスミレ(写真右3番目)」、白のほか八重咲(写真右上)もあり、名前の通りバニラのような甘い香りのよい花です。花はエディブルフラワーとして、ケーキやサラダ、肉料理などの香草として利用され、また香水の原料ともなっています。切り花や鉢花に向きます。草丈は15〜20p。開花期は2〜4で鉢と苗の市販期は2〜4月頃です。
学名は「Viora odorata(ビオラ・オドラータ)」で、「viora(スミレ色の)」と「odorata(匂いがある)」という意から。属名の「ビオラ(Viola)」はギリシャ語の「ion(イオン)」が語源で、ギリシャ神話の天帝ゼウスが少女イオのためにスミレの花を咲かせたたという伝説に由来します。
「スミレ(菫)」の名前は、距の形が大工さんが墨出しに使う墨入れに似るため、墨入れが転化してスミレといわれます。ただ諸説があり、古来スミレを摘んで食用にしていたことから「摘み入れ」がスミレに、また「万葉の時代に「須美礼」との名前もあり、この時代にこの墨入れがあったかどうかも疑問視され、定説には至っていません。英名は「Violet(バイオレット)」、「Sweet violet(スイート バイオレット)」です。
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スミレ(菫)
「菫」という字ですが、現在ではこの漢字がすっかり定着していますが、江戸時代に中国や日本の薬草研究をしていた学者が誤って使用した字が「菫」だとされます。
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...........花の栽培.........
半日陰で、植えつけどきに元肥えをいれるほか、発芽から開花までは液体肥料で成長を補います。花後は緩効性化成肥料を置き肥します。1〜2年に一度、植えかえるときに太根を3〜4pに切って挿すか、葉を付け根から切って挿し、株を更新させます。 |
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