〜 4月4日の花 イキシア(槍水仙) 〜
花言葉 |
協調・調和の取れた愛・団結して当たろう・粘り勝ち・誇り高い・秘めた恋 |
別名 |
ヤリズイセン・アフリカン コーンリリー |
科・属名 |
アヤメ科・イキシア(ヤリズイセン)属 |
原産地 |
南アフリカ・熱帯アフリカ原産 |
状態 |
球根植物(多年草) |
...........花のいわれ・特徴.........
イキシア(またはイクシア、イクシャ)は南アフリカ、熱帯アフリカケープ地帯原産の半耐寒性球根植物で、原種は40〜50種ほど知られています。葉は剣状で茎もとに群生し、針金のように細い茎が真っ直ぐに伸び、その先に小さな6弁花を5〜10個前後咲かせます。
主な種類は、黄色で中心に黒班のある「I・マクラタ(maculata)」、ヒスイ色の花びらと中心が濃紫の『I・ヴィリディフロラ「viridiflora」(写真上段左と右2番目)』、クリーム色で芳香のある「I・オドラータ(odorata)」、ピンク色の「I・トリフォリア(trifolia)」、ピンク・藤・白色の「I・ポリスタチャ(polystachya)」、「I・コルメラリス」などがあり、また交雑が容易なため、多くの交雑品種も作出されています。花色は赤や黄、白、ピンク、紫、ヒスイ色と、ない色はほとんどないといっていいほど豊富です。
つぼみのときはあまり目立ちませんが、開花すると華やかで明るく雰囲気が一変します。アプローチやボーダー花壇などに群植するとカラフルな配色が楽しめ、切り花としても楽しめます。草丈は30〜60p、オランダから輸入される新種には1m近いものもあります。開花期は3〜5月で鉢の市販期は3〜4月、球根は9〜10月頃です。
属名の「イキシア(Ixia)」はギリシア語の『ixos「イクオス(鳥もち)」』の意で、この植物が粘る汁を出すことからといわれ、または花色が豊富なため『ixia「イキシア(著名な植物)」』の意からともいわれます。
和名は、葉が槍のような様子と花が房咲き水仙に似ることから「ヤリズイセン(槍水仙)」。英名は南アフリカのトウモロコシ畑でよく見かけるため、「African corn-lily(アフリカン・コーンリリー)」と呼ばれています。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい用土を好み、蓮作や強い酸性土を嫌いますので植えつけ前に石灰をまいておきます。植えつけは10〜11月が適期で、5〜6pの深さでやや密植します。
寒冷地では植えつけを遅らせ、マルチングなどで霜よけして、小さい芽で冬越しさせます。暖地では、植えたままでも自然に繁殖して広がって行きます。 |
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