〜 4月6日の花 ナスタチウム(金蓮花・凌霄葉蓮) 〜
花言葉 |
勝利・愛国心・困難に打ち克つ・恋の火・有能な人・あざけり・忠誠心 |
別名 |
キンレンカ・ナスターシャム・ノウゼンハレン |
科・属名 |
ノウゼンハレン科・トロパエオラム(ノウゼンハレン)属 |
原産地 |
南アメリカ、ペルー原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ナスタチウムはコロンビアやペルーの高地に自生するつる性の一年草・多年草で、日本には江戸時代に渡来しました。観賞用の花には「T・マユス(T. majus)」や、「T・ツベロスム(T.tuberosum)」、食用に栽培されるのは「T・ツベロスム(T.tuberosum)」があり、初夏と秋に5〜6cmのカラフルな一重の花を咲かせます。
鮮やかな色をもつ花で、花びらの中にはひげのような突起があり、葉は明るいグリーンでハスに似た丸い形をしています。 花色は鮮紅色やオレンジ・ピンク・黄色のほか、ほふく性や矮性種、八重咲き(写真右下)や班入りなどがあり、品種が豊富で変化が楽しめます。花壇や寄せ植え、鉢植え、吊り鉢などに利用されています。草丈は30〜2mで花径は5〜7p。開花期は5〜6月と10〜11月で鉢の市販期は3〜7月、苗は4〜6月頃です。
ハーブとしても有名で葉や花はミネラルやビタミンCが豊富に含まれ、ピリッとした風味があります。新鮮な葉や花、それに未熟な種やつぼみが食用になり、根はすりおろしてワサビの代用品に。また種子を酢づけしたものや乾燥させて粉末にしたものはカラシとなり、クレソンに似た辛味はサラダや肉料理の付け合わせに重宝されます。
またこの葉や花、実には強壮、血液浄化、消毒効果、潰した実はすり傷などの治療に役立つという優れものです。他にもアブラナ科の野菜の近くに植えて、病害虫除けや生長を促進させるコンパニオンプランツとして有効活用することができます。
属名の「トロパエオラム、またはトロパエオルム(Tropaeolum)」はギリシア語の「tropaeum(トロフィー、戦勝記念品)」の意味で、この植物の色や花姿(花が兜、葉が盾)からといわれます。和名は花がノウセンカズラに、葉がハスに似るため「ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)」で、別名は葉の形が蓮に似て鮮やかな黄金色から「キンレンカ(金蓮花)」とも呼ばれます。英名の「Nasturtium(ナスタチウム)」はラテン語の「鼻がよじれる」に由来し、葉にある独特な辛みによるとされます。 |
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..花の栽培.........
タネは皮が厚いので表面に傷をつけ、一晩水につけておき、日当たりのよい場所を好み夏の強光は苦手としますので、夏は風通しのよい半日陰となる場所を選び、3月中旬〜4月に、赤土など粘土質の土に控えめな堆肥を混ぜ、緩効性化成肥料を加え、タネを直まきします。
株間20〜25pとり、発芽したら間引いてよい株を1本残します。窒素分の低い液肥を、月に1〜2回与え、土の表面が乾いたら水を与えます。 |
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