〜 4月7日の花 ニゲラ(黒種草) 〜
花言葉 |
夢路の愛情・深い愛・困惑・当惑・不屈の精神・ひそかな喜び |
別名 |
クロタネソウ・ワイルドフェンネル・デヴィルインア ブッシュ |
科・属名 |
キンポウゲ科・ニゲラ(クロタネソウ)属 |
原産地 |
地中海沿岸〜西アジア原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ニゲラはヨーロッパ南部の地中海沿岸原産の一年草で、日本に渡来したのは江戸時代末期です。ニゲラの青や白の花びらに見えるのは萼で、中央の地味なのが花です。細く切れたレースのような特殊な葉(苞)が特徴で、茎の先端に花径3〜5pの青色や、紫、淡赤、白、ピンクなどの八重の花(萼)を付けます。
花を包む総苞と呼ばれる繊毛は美女のみだれ髪、またはヴィーナスのほつれ髪ともいわれ、細かい糸状のレースのような葉に取り囲まれ、幻想的な雰囲気があります。園芸品種には「ニゲラ・ミスジキル」や「ニゲラ・ペルシャンジュエル」などがあり、特に「ニゲラ・ダマスケナ」は切り花として人気も高く、いずれも植物全体が清楚で自然な雰囲気があります。
また種子には甘い芳香があるので香辛料に使われたり、花後にできる子房が丸く大きく膨らみ、ぼんぼり形のさやがユニーク(写真右3番目)なので、切り花やドライフラワーなどに用いられます。草丈は30〜80p。開花期は4〜6月頃で鉢の市販期は5月頃です。
属名の「ニゲラ(Nigella)」はラテン語の『Niger「ニガー(黒い)」』という意で、種が黒いことにちなんでいます。和名の「クロタネソウ(黒種草)」もこれにちなみます。英名は幻想的な花の様子から「Love in a mist(ラブ インナ ミスト)」、「霧の中の恋」で、また『Devil in a bush「デヴィル インナ ブッシュ」(繁みの中の悪魔)』などの呼び名があります。
ハーブとしては「Wild fennel(ワイルド フェンネル)」と呼ばれます。ドイツではこの植物の灰緑色の独特の雰囲気から「緑の中の処女」と呼ぶそうです。 |
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...........花の栽培.........
寒さに比較的強く非常に丈夫なので、日当たりと水はけがよければ土質を選びません。直根草で移植を嫌うので花壇やプランターに直まきします。光を嫌うタネなので必ず2pほど覆土し、発芽後に株間10〜15pに間引きます。
ポットまきにして春に寄せ植えもできますが、植えつけが遅れて根を傷めたりするとうまく根付きません。過湿を避けて乾燥気味に管理し、秋に名前通りの真黒なタネを採取してとりまきします。 |
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