〜 4月13日の花 ボリジ(瑠璃萵苣) 〜
花言葉 |
勇気・憂いを忘れる・心を刺激する・私はすべてを失った・不幸な愛情・保護・心がわり・安息 |
別名 |
ルリジシャ・スターフラワー・ボラゴソウ |
科・属名 |
ムラサキ科・ボラゴ属 |
原産地 |
地中海沿岸原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ボリジは地中海沿岸原産の一年草で、南ヨーロッパに多く自生しているハーブの一種です。全体が白い産毛に覆われ(写真右3番目)、花は一日花で花径は2〜3cm、銀毛に光る卵形の葉の中から清らかな青い星形の花をうつむいたように多数咲かせます。
西洋では古くから薬草として利用され、利尿、強壮、鎮静に効果があるとされていました。ボリジにはカルシウムやリンやミネラル成分を含んでいるので、花は砂糖づけにしてケーキの彩りやサラダなどに、キュウリに似た香りのある葉は、サラダやオムレツなどに刻んで入れたり、お茶などにも利用します。
また種子から採れるボリジ油はマッサージオイルや化粧品のクリームとして用い、葉と花は心身のリラックス効果や発汗作用として浴剤にも利用され、ハーブガーデンには欠かせない種となっています。土の酸性度によっては花色が青紫からピンク色へと変化するという珍しい植物で、花色は他に白花種(写真右2番目)もあります。
古くは勇気を生み出すハーブとして信じられ、十字軍の兵士たちはボリジの花を浮かべたワインを飲んで出征したといわれます。またこの花の意匠は中世の騎士のスカーフや衣装にも盛んに用いられたそうです。草丈は50〜100p。開花期は5〜7月で種子の市販期は2〜9月、苗は4〜5月と9〜10月頃です。
属名の「ボラゴ(Borago)」はラテン語の「borra(剛毛の意味)」に由来し、株全体が粗い毛に覆われていることから、またはケルト語の「barrach(バラク)」で、苦難に打ち勝つ勇者という意からとされます。和名は「ルリジシャ、またはルリジサ、ルリチシャ(瑠璃萵苣)」で、古名は「ボラゴソウ」です。
英名は「Borage(ボリジ)」で、また青い星形の花から「Star flower(スターフラワー」」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
乾燥気味に保てる用土が理想的です。赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2の割合に混ぜた土で、11月頃、5号鉢に球根が隠れる程度の深さに、3球ほど植えつ、日当たりのよい場所に置きます。
乾燥気味の方が生育がよいので、水は与えすぎないように注意して、土の表面が乾いたら与えます。夏場は風通しの良い場所で、冬は霜よけをすれば冬越しも可能です。 |
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