〜 4月20日の花 カスミソウ(霞草) 〜
花言葉 |
清らかな恋・感謝・愛らしい・夢見心地・淡い心・清い心・深い思いやり・無邪気・切なる願い・感激・無垢の愛・幸福 |
別名 |
ベビーズブレス・コゴメナデシコ・ムレナデシコ・ジプソフィラ・ハナイトナデシコ |
科・属名 |
ナデシコ科・ジプソフィラ(カスミソウ)属 |
原産地 |
コーカサス(宿根草は地中海沿岸)原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
カスミソウはヨーロッパ、アジア原産の一年草・二年草です。日本に渡来したのは明治12年(1879年)で、網の目のように細かく分かれた枝先に、小さな花を無数に咲かせます。花屋さんにはカスミソウのない日はないほど親しまれている花です。単独では清純なだけの花ですが、他の花と組み合わせるとベールのように覆ったり、相手のどんな花をも惹きたててしまい、花束には欠かせない花です。
カスミソウには、1本の枝に数百ほどの白または淡桃色の、主に八重咲きの花をつける宿根カスミソウと、一年草の大輪品種で、花壇などに植えられている、白で花付きがよい一重咲きの「コベントガーデン マーケット(Covenr Garden Market)」、そのほかに変種で紅色の『ニュークレムソン「紅花霞草」(var. carninea)』(写真右上)などの品種があります。
カスミソウといえば一年草のムレナデシコと呼ばれる『エレガンス「G. elegans」(写真右下)』を指しますが、切り花として需要の多い宿根カスミソウ『バニクラータ「G. paniculata」(写真左)』を、花屋さんではカスミソウと呼ぶそうです。花色はピンク・赤・白で、一重・半八重・八重などがあり、花束やフラワーアレンジメント、またドライフラワーにして部屋のインテリアなどに活用するなど、人気のある花です。草丈は30〜120p。花期は5〜8月で鉢の市販期は5〜6月、苗は2〜5月頃です。
属名の「ジプソフィラ、またはギプソフィラ(Gypsophila)」は、ギリシャ語の『gypsos「ジプソス」(白灰)』と『philos「フィロス」(愛する)』という意で、石灰質の土壌を好むことにちなむそうです。和名は、白い小花がふんわりと群れ咲く様子が霞がかかったように見えることから、「カスミソウ(霞草)」。別名は「ムレナデシコ(群撫子)」、「ハナイトナデシコ(花糸撫子)」、「コゴメナデシコ(小米撫子)」です。
欧米ではこの花を『Baby's breath「ベビーズ ブレス」(赤ちゃんの吐息、または少女の吐息)』と呼ぶそうです。花言葉にもあるとおり、愛らしく清い感じのする花ですね。 |
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...........花の栽培.........
タネまきは箱まきして移植し、ポット苗で冬越しさせます。春になったら日当たりと排水のよい場所を選び、石灰や堆肥を施してから、株間30〜50pで植えつけます。つぼみがでたら雨を避け、乾かし気味に育てます。草丈が伸びやすいので、根をしっかり張らせるためにカリが主体の肥料を与えます。 |
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