〜 4月22日の花 マリーゴールド(孔雀草) 〜
花言葉 |
健康・信頼・濃厚な愛情・友情・生きる・変わらぬ愛・生命の輝き・勇者・羨望・嫉妬・悲哀・献身・下品な心 |
別名 |
マンジュギク・センジュギク・クジャクソウ・サンショウギク・コウオウソウ |
科・属名 |
キク科・マンジュギク(ターゲテス、タゲテス)属 |
原産地 |
メキシコ(中央アメリカ)原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
マリーゴールドは中央アメリカ原産の一年草で、日本に渡来したのは江戸時代初期です。50種ほどの原種が分布していますが、栽培されているのは3種で、草丈が1mになる高性種で花形も大きい「アフリカン種(T・エレクタ)」と、草丈が20〜40cmの多花性で、小輪矮性の一重や八重の花を咲かせる「フレンチ種(T・パツラ)」、フレンチよりさらに小ぶりで細い葉と極小輪の花をもち、繊細な印象の「メキシカン種(T・テヌイフォリア)」があります。
丈夫な花で、蒸し暑い日本の夏でも花をたくさん咲かせ、初夏から秋遅くまで咲くので夏花壇として定評があります。花色は黄・オレンジ・白・赤のほか、一重や八重咲き・覆輪・絞りなどがあります。花には独特の香りがあってこの香りが害虫を駆除する効果があるので、ハーブや野菜などと栽培されるコンパニオンプランツとして利用されることがあります。
花径は2〜5cm、品種改良が進み10p以上のものも流通しています。草丈は20cm〜2m、開花期は5〜10月。鉢の市販期は4〜5月、苗は3〜10月、種子は2〜7月、切り花は5〜10月頃です。画像は「フレンチ・マリーゴールド(八重写真左、一重写真右2番目)」、「アフリカンマリーゴールド(写真右3番目)」、「メキシカン・マリーゴールド(写真右下)」です。
属名の「ターゲテス、タゲテス(Tagetes)」は、エトルリアの美の女神である「ターゲス、タゲス(Tages)」の名前に由来します。種名には「聖母マリアの黄金の花」という意味があり、古い時代にこの植物が「marigold」と呼ばれ、聖母マリアを称えるための花だといわれていました。もともとは聖母マリアの祭日に咲いていたキンセンカに対する呼び名だったそうですが、いつの頃からかメキシコ原産のこの花を指すようになったとされます。
大輪で草丈が高いアフリカン・マリーゴールドは、和名を「マンジュギク(万寿菊)」、「センジュギク(千寿菊)」、「サンショウギク(山椒菊)」と呼び、草丈が低く花数の多いフレンチ・マリーゴールドは「クジャクソウ(孔雀草)」、「コウオウソウ(紅黄草)」で、メキシカン・マリーゴールドは「ホソバクジャクソウ(細葉孔雀草)」、または「ヒメクジャクソウ(姫孔雀草)」と呼ばれます。英名は「African marigold(アフリカンマリーゴールド)」、「French marigold(フレンチマリーゴールド)」です。 |
エピソードと謂れ
昔、太陽神にあこがれていたカルタという乙女がいました。
彼女は太陽神を見ることだけが生きがいで、毎日、朝一番の太陽を待つ日を送っていました。ところがこの恋の炎が激しすぎたのか、彼女の身体はやせ細り、肉体を失って魂だけとなってしまい、きらめく太陽の中に吸い込まれてしまいました。すると、今まで彼女が立っていた場所に1本のマリーゴールドが生えていたといいます。
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...........花の栽培.........
高温多湿、乾燥のどちらにもどちらにも強く育てやすい花です。とくに強い日光を好みますので、日当たりのよい場所で育てます。
苗の植え付け適期は5〜6月と9月上旬で、赤玉土7、腐葉土3と培養土を用います。やや乾燥を好むので、水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。またよく水を吸うので水切れにも注意します。
肥料は元肥に化成肥料を施し、その後1週間に1回の割合で液体肥料を施します。種をつけると株が弱りますので、花がらはこまめに摘み取ります。 |
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