〜 4月24日の花 カタクリ(片栗) 〜
花言葉 |
初恋・さびしさに耐える・嫉妬・消極的 |
別名 |
カタゴ・カタカゴ |
科・属名 |
ユリ科・カタクリ(エリトロニウム、エリスロニウム)属 |
原産地 |
日本・朝鮮半島・北アメリカ・ヨーロッパ南部原産 |
状態 |
球根植物(多年草) |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
カタクリは日本や朝鮮半島、サハリン原産の球根植物です。万葉の時代から親しまれ、雪解けしたばかりの野山に一対の葉の間から花茎を出し、ひっそりと淡紫色の花を咲かせ、樹々の下を美しい絨毯で飾ります。山野の湿気のある場所で群生して咲くのが特徴で、春の山野草の中でも人気を誇っています。
カタクリは春にいちはやく花を咲かせ、他の植物が活動を始める頃に姿を消す「スプリング・エフェメラル(春のはかないものたち)」と呼ばれる早春植物で、地上部生存期は約2ヶ月間です。葉の長さは6〜123cm、長楕円形で暗紫色の模様があるもの(写真右下)と無いもの(写真右2番目)があります。
花茎は10〜20pで淡紫紅の花は反りかえり、花弁の内側は紫色のW字の形をした班紋(写真右上)があり、うつむきかげんに6弁花を咲かせ、花弁は咲くとすぐに上方へ反転します。花色は淡紫色のほか、洋種カタクリの名で出回っている白花や黄花があります。地下の鱗茎にはデンプン質が多く、かって、かたくり(片栗)粉はこの花から作られていました。現在ではほとんどがジャガイモやトウモロコシのデンプンから作られています。草丈は10〜20cm。花期は4〜5月で鉢の市販期は3〜5月、球根は7〜9月頃です。
属名の「エリトロニウム、エリスロニウム(Erythronium)」は、ギリシア語の「erythros(赤)」の意で、花色にちなむそうです。英名は「Dogtooth violet(ドッグツース バイオレット)」です。
「カタクリ(片栗)」の名前は、古くは『カタカゴ「堅香子」(開いた籠)』という意味で、転じてカタクリになったという説のほか、「カタコユリ(小さな百合)」の略からという説、あるいは鹿の子模様の葉を1枚だけ出す(カタクリは発芽してから7〜8年後に花を付け、毎年1枚だけ葉を出し続ける)ために、「片葉」から「片葉鹿の子(カタハカノコ)」が転じてカタクリになったとされる説があります。 |
|
...........花の栽培.........
夏の高温にはやや弱いので、半日陰〜日陰の場所を選びます。地植えは8〜10p間隔で、深さはあまり浅いとよく育ちませんので、球根の大きさの3倍くらいを目安とします。鉢植えの場合は5号鉢に3球程度で、深さは5pくらいです。水やりは表土が乾いたら与えます。
肥料は、固形肥料を1〜2ヶ月に1回を目安に与えます。または1か月に1回、1000倍に薄めた液体肥料を与えます。毎年9月下旬〜10月中旬頃に掘り上げて植え替えをします。実生または子球で殖やします。 |
|