〜 4月25日の花 スターチス(花浜匙) 〜
花言葉 |
私の心は永遠に変わらない・誠実・いたずら心・驚き・上品・愛の喜び・長すぎた恋愛・途絶えない記憶 |
別名 |
リモニウム・ハナハマサジ |
科・属名 |
イソマツ科・リモニウム(イソマツ)属 |
原産地 |
ヨーロッパ・地中海沿岸原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
スターチスはヨーロッパ、地中海沿岸原産の一年草、多年草で、世界中に約300種が分布しています。全草がケイ酸質を含み、花はカサカサと乾いた質感をしているのが特徴で、花茎はよく分枝して一株にたくさんの花を咲かせます。
花びらに見える部分は萼とよばれるもので、実際の花はその中から飛び出している小さな白の部分(写真右上)です。萼の色は青色、ピンク、紫、黄、藤、白色などがあります。
切り花としてよく流通するのは、茎が太く、花色が多彩な一年草の「L・シュニアタム」の改良種であるシュニアタ系です。宿根系は細かく枝分かれして小花をピラミッド状につける「L・カスピア(ベリディフォリウム)」、傘状につける「L・ラティフォリウム」や、その交雑種などがあります。
草丈が高い上、花色が豊富で乾燥に強く、また乾燥させても色形に変化がないことからドライフラワーとして人気があります。刈り取って風通しのよいところに吊るしておくと、色落ちせず簡単にドライフラワーが出来上がります。草丈40〜60p。花期は4〜7月で鉢の市販期は2〜4月、種子は3〜5月(春)、9〜10月(秋)、切り花は周年です。画像は「L・オーキッドピンク(写真左)」、「L・パープルプラータ(写真右上)」、「L・フレンチピンク(写真右2番目)」です。
属名の「リモニウム(Limonium)」はギリシャ語の「leimon(草原、沼)」に因むとされます。名前のスターチスは、この花の一種に下痢止めの薬効があるためギリシア語の「止める」が転訛したものだそうです。日本では「ハナハマサジ(花浜匙)」と呼ばれ、多くの種が海岸近くに生育し、葉(花?)の形がサジに似るためとされます。
英名も同じ意の「Sea lavender(シ ーラベンダー)」です。また「Statice(スターチス)」の名は旧属名ですが、園芸上は一般の通称名として流通しています。 |
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...........花の栽培.........
秋にタネをまき、ポットに移植して霜の当たらない場所で冬越しさせ、4月に株間30pで定植します。日当たりと水はけのよい場所で、乾燥気味の状態にするとよく、土質は選びません。
用土の乾燥が苦手とするので、水切れには気を付けて管理します。肥料は与え過ぎると病気の被害を受けやすくなるので、控えめにし、春や秋の生育期間には薄めの液肥を追肥として与えます。 |
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