〜 4月27日の花 ジャーマン カモマイル(カモミール) 〜
花言葉 |
逆境に負けない強さ・苦難に耐える・清楚・親交 |
別名 |
カミツレ・カモミール・マトリカリア・カミルレ・カモミーユ |
科・属名 |
キク科・マトリカリア(シカギク)属 |
原産地 |
ヨーロッパ〜アジア西部原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ジャーマンカモマイル(またはカモミール)はヨーロッパ、北アジア原産の耐寒性一年草で、日本には江戸時代に渡来しました。ヨーロッパでは古くから薬草として用い、盛んに利用されてきました。花は春から初夏にかけて咲き、リンゴに似た香りをもち、葉は無香で糸状に裂けています。白い花は舌状花で、咲き進むにつれ花床部分が盛り上がり、黄色い筒状花が円錐形になってきます。
仲間には黄花で花壇材料や染料に用いられる「ダイヤーズカモマイル」、多年草でジャーマンカモマイルによく似た八重で白花の「ローマンカモマイル」があります。ジャーマンカモマイルはハーブの代表格で、甘い香りのアズレンには精神的緊張を和らげ、安眠効果があると言われます。乾燥させた花はポプリやハーブティー、入浴剤、染料として使われ、また漢方でも重要な薬草のひとつで、消化促進や鎮痛、駆風邪薬としても使われています。
採取はよく晴れた日の午前中に咲き始めた花を摘み、そのままティーやハーブバスとして利用します。またカモマイルは「植物のお医者さん」とも言われ、病気の予防として他の植物と一緒に植えたり、土壌の改良に使われたりしています。草丈は30〜60p。開花期は5〜10月で苗の市販期は3〜4月、9〜11月、種子は2〜9月頃です。
属名の「マトリカリア(Matricaria)」はラテン語の「マテル(母)」、あるいは「マトリックス(子宮)」に由来し、かって婦人病の治療に用いられたことにちなみます。和名の「カミツレ(加密列)」は、オランダ語の「Kamille(カミルレ、カミッレ)」が転訛したものといわれます。
英名は『German chamomile 「ジャーマン カモマイル(カモミール)」』です。これはギリシア語の『Chamaimelon「カマイメーロン(地上のリンゴ)」』という意で、リンゴに似た甘い香りの花からとされます。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい場所を選び、秋にタネを直まきし、(寒冷地では春まき)3月に定植します。春まきもできますが、秋まきのほうが生育がよくなります。ハーブはなるべく肥料の使用は控え、元肥として有機質の配合された化成肥料を少し施します。
その後は1週間に1回ほど液体肥料を与えます。適した環境下で育て、手入れをこまめにすれば病害虫も最小限に抑えられます。20pくらいになったら摘芯します。いったんタネまきすれば、冬に枯れてもこぼれダネから毎年開花が見られます。 |
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