〜 4月29日の花 フクシア(釣浮草) 〜
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(フクシア・アーミーナース) |
(フクシア・パーパスイングリット) |
(フクシア・ウェンディズビューティー) |
花言葉 |
好み・趣味がいい・激しい心・おしゃれな人・上級嗜好・信頼した愛・交友・愛を信じます・見識・たしなみ |
別名 |
ツリウキソウ(ツリウキボク)・ホクシア(ホクシャ)・ヒョウタンソウ・レディスイアードロップ |
科・属名 |
アカバナ科・フクシア属 |
原産地 |
中南米のアンデス高原原産 |
状態 |
落葉低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
フクシアは中南米、タヒチ原産の熱帯性落葉低木で、日本には鉢花として昭和の初めにアメリカから渡来しました。春から初夏にかけて、葉の付け根あたりから花柄が伸びて色鮮やかな花をたくさんぶら下げます。釣鐘形の紅色花弁の細長い花からは真っ白な雌しべが目立ちます。
種間交雑が盛んで、鉢植えなどで見られるのは野生種からつくられたもので、その数は3,000とも言われ、赤やピンク、紫、白などのほか、シンプルな一重咲き、複色花や華やかな八重咲き、斑入り葉など多くの園芸品種があります。花は反り返った花びらのように見える4枚の萼と下向きの花弁、そして長く突き出す雄しべと雌しべがよく目立つ独特の形をしています。まるで優雅にダンスを踊る女性の舞踏服のようですね。
フクシアは寒さに強い反面夏の暑さには弱く、高温多湿の日本での栽培は難しかったのですが、近年、耐寒性や耐暑性に強い園芸品種も登場しました。樹高は日本では30〜100pですが欧米では2m以上の大株になるのもあるそうです。花は垂れ下がって咲くので吊り鉢によく似合います。花期は5〜7月と9〜10月頃で、鉢の市販期は3〜7月頃です。画像は「F・オレンジ シャワー」(写真左)」、「F・アップル ブロッサム(写真右上)」、「F・シルバー アニバーサリー(写真右3番目)」、「F・ボーダー クイーン(写真右下)」です。
属名の「フクシア(Fuchsia)」は、「ドイツの植物学者3人の父」のひとりでもある「L.Fuchs(レオンハルト・フックス)」の名にちなみます。英名は「Fuchsia(フクシア、ヒューシアとも)」です。または、おしゃれなイヤリングのような花の形から『Lady's eardrops「レディス・イアードロップ」(女性のイヤリング、貴婦人のイヤリング)』です。
和名は釣のウキに似ていることから「ツリウキソウ(釣浮草)」、または「ツリウキボク(釣浮木)」とも言います。またツボミが瓢箪に似ていることから「ヒョウタンソウ(瓢箪草)」で、「ホクシャ、またはホクシア」とも呼ばれています。 |
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...........花の栽培.........
寒さには比較的強く、高温多湿を苦手とします。冷涼地でなければ庭植えが難しいので鉢植えにして育てます。3月か9〜10月に、水はけのよい土に植え、よく日に当てて育てます。夏は風の通る半日陰で管理し、霜のおりる前に日の当たる窓辺に移します。
表土が乾いてから水やりをし、真夏を除いて開花中は液肥を月に2〜3回ほど与えます。挿し木は枝先を3〜4節できり、バーミキュライトに挿すと3週間ほどで発根します。 |
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