〜 5月1日の花 サンタンカ(山丹花) 〜
花言葉 |
喜び・謹厳・張り切る・可憐・熱き思い |
別名 |
イクソラ・サンダンカ |
科・属名 |
アカネ科・サンタンカ(イクソラ)属 |
原産地 |
中国南部・マレーシア原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
サンタンカは中国南部、マレーシア半島原産の常緑低木です。熱帯地方に約150種が自生し、日本には江戸時代中期に渡来しました。栽培されるのは主に熱帯アジアに分布する種類、あるいはそれらの交雑種です。葉は先が尖った長楕円形で対生し、つぼみは勢いよくつんつんと立ち上がります。
花は茎の先に4弁の筒状で半球状に開き、2pほどの小花がたくさんついて径5〜10pの花となります。花色の多くはオレンジ色ですが、白や黄色、ピンクなどがあり、カラフルで南国的な雰囲気をもちます。真夏の暑さをものともせず、長期間花を咲かせます。庭木や鉢植えに使用されますが、鮮やかな赤や橙色の花と光沢のある濃緑の葉(写真右中央)の対比が美しく、生け花や花束などにも使用されています。
園芸品種には花が明るいオレンジ色の代表種「I・シネンシス(写真右上)」の他、黄花を咲かせる「I・ルティア(写真上段中央)」、白色の「シロバナサンタンカ」、濃いオレンジやピンクの「I・コッキネア(写真上段左・右)」など多くの交雑種があります。樹高は30〜100p。花期は5〜10月で鉢の市販期は3〜9月頃です。
属名の「イクソラ(Ixora)」は、インド南東部のマドラス地方の神で、シバ神を意味するサンスクリット語の「iswara(イスワラ)」のポルトガル語訳に由来し、シバ神にこの花を供えたことによるとされます。和名は「サンタンカ(山丹花)」で、原産地中国での呼び名「山丹」からといわれます。また沖縄を経て渡来したときは「サンダンカ(三段花)」とも呼ばれていました。英名は「Chinese ixora (チャイニーズ イクソラ)」です。 |
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...........花の栽培.........
苗を求め、日当たり水はけ、水もちのよい土に、4割ほどの腐葉土を混ぜた用土に植えつけます。高温を嫌い、強光は葉やけを起こしますので日陰に置きます。乾燥を好むので、水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えます。
冬は10℃以上で、室内の明るい場所で管理します。春に枝を透かすように間引き、根づまりする前に植え替えを行います。 |
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