〜 5月6日の花 フウロソウ(風露草) 〜
花言葉 |
変わらぬ信頼・陽気・慰める・妬み・嫉妬 |
別名 |
ゲラニウム・ゲンノショウコ |
科・属名 |
フウロソウ科・フウロソウ(ゲラニウム)属 |
原産地 |
日本、アジア、ヨーロッパ、アフリカ原産 |
状態 |
多年草・一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
フウロソウは日本やアジア、ヨーロッパ、アフリカ原産の多年草です。種類が多く世界各地に自生し、約400種以上が知られています。日本には帰化種を含めて13種ほどが分布します。花は白や淡紅色・ピンク・紫などの五弁花を咲かせ、葉は5裂する手の平形で芳香があります。ほふく性の品種はグランドカバーやロックガーデンに、丈の高い品種は花壇や鉢植えに利用されます。
「ハクサンフウロ」⇒本州中部以北に自生し、高山植物として知られ、草丈が高く桃紅色の花を咲かせます。「グンナイフウロ」⇒本州中部から以北の山地に咲く淡紅紫色の花を咲かせます。「チシマフウロ」⇒高山や海岸近くの草地に生え、本州の北部から北海道に分布、白花も流通しています。また北海道の「エゾフウロ」や「トカチフウロ」なども同属です。「タカネグンナイフウロ」⇒同じく高山の草地に生え、葉脈に毛があります。
「アサマフウロ」⇒本州の中部から朝鮮半島、中国に分布する、美しい濃い花色でひときわ人目を引きます。「ヒメフウロ(写真左)」⇒西日本の山地に生える細かく裂けた葉と小さな花を咲かせます。「アケボノフウロ(写真右上)」⇒やや大きな葉と赤紫の花を咲かせます。草丈は30〜60p。開花期は5月〜9月で苗の市販期は5月頃です。画像は「ゲンノショウコの実(写真右3番目)」です。
属名の「ゲラニウム(Geranium)」はギリシャ語の「geranos(鶴)」という意で、この植物の実の形が鶴の嘴(くちばし)に似ることに由来します。英名は「geranium(ゲラニウム、またはゼラニウム)」などと呼ばれます。
一般に「ゲンノショウコ」はフウロソウのことを指し、「フウロソウ(風露草)」はゲンノショウコの異名です。ゲンノショウコの茎葉には下痢止めの民間薬として飲めばたちまち効く、ということで「現の証拠」と名付けられています。また、たちまち治ることから「タチマチソウ」という別名もあります。 |
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...........花の栽培.........
フウロソウは日当たり水はけのよい土壌を好み、性質は強健なのでどの場所に植えてもほとんど栽培可能です。植えつけ時に緩効生の肥料を与え、花後に固形肥料を施します。
強い日差しですと葉やけを起こしますので、半日陰に置き、梅雨前には思い切って半分くらい切り詰めます。根が旺盛に伸びるので鉢植えでは加湿に注意し、春か秋に株分けをして植え替えます。
種子が採れたら実生の更新の方がよく、種子を湿った砂か水苔とともにポリエチエンの袋に入れ、冷蔵庫に入れ春になったらタネをまきます。 |
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