〜 5月11日の花 ペチュニア(衝羽根朝顔) 〜
花言葉 |
あなたと一緒なら心が和む・心の平安・決して諦めない |
別名 |
ツクバネアサガオ |
科・属名 |
ナス科・ペチュニア属 |
原産地 |
南アメリカ原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ペチュニアはブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンなどの熱帯原産の一年草・多年草です。花の大きさからタイプ別にすると、小輪花を多く付ける「マルチフローラ系」と、大輪花を咲かせる「グランディフローラ系」があります。
年々新しい品種が作成され、花は晩春から秋まで次々と朝顔に似たカラフルな花を咲かせ続け、ベランダや窓辺を花で埋めてくれます。色も紅・ピンク・淡黄・白・紫などの単色のほか、縞が入る絞り咲きや、星形模様、覆輪、ストライプなど豊富です。茎や葉はねばりけのある毛が生えるのが特徴で、どんどん茎を伸ばして枝を広げます。
開花期も長く、その上丈夫で育てやすいことから夏花壇だけでなく、ハンギングバスケットや吊り鉢に、また法面緑化などの異なる用途にも期待されています。草丈は30〜50p。開花期は4〜11月で鉢の市販期は3〜10月、種子は2〜6月頃です。
画像は「P・アイイロコマチ(写真左)」、「P・スーパー カル ピンク スプラッシュ(写真右上)」、「P・ミリオンベル オレンジマーブル(写真右3番目)」です。
また原産種をもとに園芸品種が数多く生み出されていますが、実生種だけでなく、挿し芽で苗を育てる栄養繁殖系の「サフィニア」をはじめとし、「ウェーブ」、「クリーピア」、「エミネニア」などの多年草の品種が登場して拡大しています。サントリーが1989年に発表したサフィニア(写真右下)は、茎が横に這って広がり1株で直径50cm以上にもなり、花色は少なくても雨や暑さに強く、初心者でも無理なく育てられることで人気があります。
属名の「ペチュニア(Petunia)」は、ブラジルのタバコの俗称であるゲラニア(グアラニ)語の「petun(ペチュン)」で、この花がタバコに似ていることに由来するとされます。和名は、筒状の萼が羽根つきの羽根と花がアサガオに似ていることになぞらえ「ツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)」と呼んでいます。英名は「Petunia(ペチュニア)」、「Common garden petunia(カマン ガーデン ペチュニア)」です。 |
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...........花の栽培.........
春に苗を求めて植え付けるのが一般的です。春から初夏にポット苗を購入し、日当たりや水はけがよく、肥沃な土と風通しがよいのが適地です。用土の過湿は苦手で、とくに高温多湿になる夏期の過湿は株を弱らせるので、用土の表面がよく乾いてから水やりをします。
生育が旺盛な開花期は薄めの液肥をこまめに与えます。茎が伸びて草姿が乱れてきたら、ときどき切り戻し、花がらはまめに摘み取ります。
挿し芽は若い芽を5〜7pの長さに切って水あげをし、バーミキュライトなどに挿します。1か月ほどで発根するのでポットに移植します。 |
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