〜 5月12日の花 アリウム・ギガンチウム(花葱) 〜
花言葉 |
円満な人柄・正しい主張・不屈の心・無限の悲しみ |
別名 |
ハナネギ・アリューム |
科・属名 |
ユリ科・アリウム(ネギ)属 |
原産地 |
北半球原産 |
状態 |
球根類 |
...........花のいわれ・特徴.........
アリウム(アリューム)はヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカの原産の球根類で、約850の野生種が分布します。タマネギやラッキョウ、ニンニク、ニラなどの食用植物と同族の花を観賞するネギ属の総称です。これらの多くはきれいな花を咲かすため「オーナメンタル・オニオン(装飾的玉ねぎ)」と呼ばれています。
アリウムの中でも『アリウム・ギガンチウム、またはギガンテウム「giganteum」(写真左と右2番目)』は、中央アジアに自生し、高さが1.5mにもなる茎先に、巨大な紫紅色の球形の花をつける代表的な品種で、見る者を圧倒するほどです。小花が2000個ほど集まり、直径20pの花序を作り、立体的な花壇作りに重要でよく似合います。別名「Giant
onion(ジャイアント オニオン)」です。
アリウムには、中央アジア・北アジアに自生する、藤紫色の花で花茎が1mの「A・コエルレウム(caerleum)」や、赤紫色の花で切り花向きの『A・スファエロセファルム「丹頂」(写真右3番目)』、花径25pほどの黄花種「A・モーリー(写真右下)」、カリフォルニアに自生し、ピンクアリウムとも呼ばれ、桃色で星形をした「A・ユニフォリウム(unifolium)」、長い柄をもち、小花がまばらに広がり直径30cmにもなる「A・シュベルティー」があります。
他に、地中海地域に自生し、薄桃色の小花の花序を散開させ、香りがある「A・ロゼウム(roseum)」があり、別名「Rosy garlic(ロージー ガーリック)」、南ヨーロッパ、北アフリカに自生し、白色で星形の小花を咲かせる『A・ネオポリタナム「neopolitanum」(写真右上)』があります。ともに細長い葉をもち、花茎を長く伸ばして茎頂に多数の小花を球状に咲かせるのが特徴です。草丈120〜130p。花期は4〜6月で球根の市販期は9〜10月頃です。
属名の「アリウム(Allium)」はラテン語の「ニンニク」という意で、ニンニクのような匂いを放つことから、またはケルト語の「灼く」という言葉に由来するともいわれます。花もちはよいのですが、ネギの仲間どおり葉をちぎってみるとネギの匂いがします。別名は「ハナネギ(花葱)」です。英名は「Allium(アリウム)」、または「 Flowering onion(フラワーリング オニオン)」です。花言葉の「無限の悲しみ」は、寂しくたたずむこの花姿から連想したのだといわれます。 |
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...........花の栽培.........
種類によって生育環境が異なりますが、多くの種は日当たり水はけがよい砂質壌土を好みます。秋に早めに球根を入手したら、苦土石灰をまいた土に、緩効性肥料を施し、大球種は15〜20uに1球、小球種は7uに1球の割合で植えつけます。
葉が黄変したら大形種は掘り上げ、分球して植え替えます。小形種は数年植えたままで大丈夫です。 |
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