〜 5月13日の花 フランネルソウ(酔仙翁・水仙翁) 〜
花言葉 |
誠実・機知・機転・名誉・強固・私の愛は不変 |
別名 |
スイセンノウ・リクニス・ランプノハナ |
科・属名 |
ナデシコ科・リクニス(センノウ)属 |
原産地 |
南ヨーロッパ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
フランネルソウは南ヨーロッパ原産でナデシコ科の多年草です。夏から秋にかけて花柄の頂に鮮やかな紅色や淡いピンク、白色などの五弁花をつけます。
株全体に白い柔毛を密生し、70〜80pの花茎はまっすぐに立ち、葉が銀色を帯びているので花のない時期でも葉や茎でも楽しめます。乾燥した石垣や斜面などでよく育ち、庭植えや切り花用に利用されます。
この銀白色と明るい紫紅色とのバランスがとても美しい花で、名前のもとである「フランネル(flannel)」とは、イギリス原産の起毛した布(ネル、フラノ)の意で、この花の茎葉が柔らかな綿毛に覆われ(写真右中央)、手触りがよいことから「フランネルソウ(L・コロナリア)」と呼ばれています。草丈は50〜70p。花期は6〜9月で苗の市販期は3〜4月頃です。
属名の「リクニス(Lychnis)」は炎のような紫紅色で、または葉がふかふかしてロウソクの芯に適しているため、ギリシア語の「lychnos(ランプ)」が由来とされます。和名は「スイセンノウ(酔仙翁、水仙翁)」です。
また、花が炎のような紅色で、葉がふかふかしてろうそくの芯に適していることから「ランプの花」とも呼ばれます。実際に綿が不足している時代には、この葉の綿毛使って、ランプの芯の代用していたこともあったそうです。英名は「Rose campion(ローズ キャンピオン)」です。 |
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...........花の栽培.........
耐陰性があり、暑さ寒さににも強い強健な性質です。9月までにタネを直まきし、覆土はせずに発芽させ、株間を15pほどに間引きします。多湿による蒸れに弱いので、土が湿りすぎないように注意し、乾かしぎみに育てます。肥沃な土なら施肥は不要です。
寒冷地なら5〜6月にタネをまき、8月に戸外に定植します。2〜3年は植えたままでも毎年花を咲かせ、花のない時期でも、茎や葉が鑑賞できます。 |
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