〜 5月15日の花 オダマキ(苧環) 〜
花言葉 |
必ず手に入れる・勝利・心配して震えている・素直・愚か者・偽善・象徴・遺棄・不義・愚行 |
別名 |
アクイレギア・イトクリソウ・セイヨウオダマキ・コランバイン |
科・属名 |
キンポウゲ科・アクイレギア(オダマキ)属 |
原産地 |
北半球の温帯原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
オダマキは北半球の温帯地方原産の多年草です。オダマキは日本にも原産する植物で、「ミヤマオダマキ(写真右3番目)」と「ヤマダオダマキ」の2種が分布しています。広く栽培されているのものは、本州中部から北海道の高山などに生える、青紫と白のコントラストが美しい「ミヤマオダマキ(深山苧環)」から品種改良されたといわれます。
晩春から初夏にかけて咲き、花色は青紫色で美しく、花弁の底の部分が4本の距(花の管状の狭長な突出部)となって萼の間から後方へ伸びるというユニークな花で、花の造形の美しさから人気があります。山野草の趣が強く、清楚な雰囲気をもつ日本産のポピュラーな種類をオダマキと呼び、高性で大輪の華やかな色が多いヨーロッパ原産のものをセイヨウオダマキと区別しています。
花屋さんに出回るものの多くはセイヨウオダマキで、この園芸種は距が長く、赤や紫・ピンク・黄・白・橙・複色と多彩な花色をもつのが特徴です。葉は茎の下方にクローバーに似た銀白色の複葉を付けます。セイヨウオダマキと呼ばれてはいますが、実際は「A・カエルレア」や『A・カナデンシス「カナダオダマキ」(写真右上)』などの交雑種です。草丈は30〜80p。開花期は5〜7月で鉢の市販期は1〜5月頃です。画像は「ウインキー ダブル(写真右下)」です。
属名の「アクイレギア、またはアキレギア(Aquilegia)」はラテン語の「アクア(水)」と「レギア(集める)」という意で筒状の花形から、または花の距が鷲の爪に似ることから、ラテン語の『アクィーラ「aquila」(鷲)」に由来するとされます。和名は「オダマキ(苧環)」で、機織りの際に用いる糸車(内部を空洞にして紡いだ糸を丸く巻いた形)がこの花の形に似ているところから名づけられました。別名も「イトクリソウ(糸繰草)」です。
英名は「Columbine(コランバイン)」「鳩のような」の意で、これは花の形が鳩の巣に似ているからとされ、フランスでは「聖母の手袋」と呼ばれます。またライオンが好んで食べる草、あるいはギザギザの葉がライオンの歯に似ることから、以前は「ライオン草」と呼ばれていたこともあったそうです。 |
|
...........花の栽培.........
日当たりがよく、水はけのよい腐植質の多い砂質壌土を好みます。多年草ですが株の老化が早いものが多いので、株分けするよりタネでふやすのが一般的です。タネは5〜6月にまき、本葉3枚時に9pポットに移植します。
夏の間は涼しい場所に置き、秋涼しくなったら定植します。秋〜春は日なたで管理し、梅雨の時期は雨が当たらないように軒下などに移します。夏は屋外の明るい日陰が適しています。 |
|