〜 5月18日の花 ベロペロネ(小海老草) 〜
花言葉 |
女性の美しさの極致・思いがけない出会い・可憐な人・ひょうきんな・おてんば・機知に富む・愛嬌・友情 |
別名 |
コエビソウ・オウムソウ・シュリンプ プラント |
科・属名 |
キツネノマゴ科・キツネノマゴ(ジャスティシア)属 |
原産地 |
メキシコ原産 |
状態 |
常緑小低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ベロペロネはメキシコ原産の常緑小低木で、約60種が自生しています。長さ3〜8cmの葉は卵形で対生し、重なり合った苞の姿がエビの尾のような形をした植物です。四季咲き性ですが多くは春から夏にかけて咲き、7〜10pの花穂が茎の先端に垂れ下がります。
花弁と間違えられる赤い部分は花を包んでいる苞で、はじめは淡い緑色をしていますが(写真右中央)次第に赤褐色に変化し、苞の間から、エビの尻尾のような白い花びらに赤い斑点模様の花(写真右下)をのぞかせます。赤く色づいた苞がこの花の持ち味で、花はすぐに散りますがこの苞の微妙な色合いとユニークさが楽しめる植物です。
園芸品種としては苞の赤い「ベロペロネ・グッタッタ」、苞が淡緑色〜黄色になる「ベロペロネ・イエロークイーン」、斑入りの「ベロペロネ・エンゼルキッス」などがあります。鉢植えや切り花として利用されます。樹高は30〜100cm、原産地のメキシコでは小低木として育ちます。開花期は気温によりますが4〜11月頃で、鉢の市販期は4〜8月です。
「ベロペロネ(Beloperone)」はギリシア語の『belos 「ベロス(矢)」』と『perone 「ペロネ(留め金)」』に由来し、重なり合った苞部分、約と雄しべの連結部が矢状になっていることからとされます。「ベロペロネ」の名は旧属名の名残から園芸名として使われ、花屋さんでは「ベロペロン」とも呼ぶそうです。
赤い紙の衣を何枚も重ね着したような赤褐色の花穂をつけ(写真右上)、その形がエビの背中に見える(写真左)ので、和名を「コエビソウ(小海老草)」といいます。別名は「オウムソウ(鸚鵡草)」。英名も『シュリンプ プラント「Shrimp plant」(海老の木)』、または「Shrimp bush( シュリンプ ブッシュ」』とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
真夏以外はよく日光に当て、真夏は半日陰で管理し、冬は低温下では生長が悪いので、室内の暖かい場所で冬越しさせると、翌年には開花します。案外丈夫ですが日ざしが弱いと株が弱くなり、苞の色も花つきも悪くなります。
乾燥に強いので、水は土の表面が白っぽくなってよく乾いてきてからたっぷりと与えます。花後はこまめに花柄を取り除き、きり戻しで殖やすことができます。 |
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