〜 5月21日の花 デルフィニウム(大飛燕草) 〜
花言葉 |
清明・壮大・わがままな美人・慈悲・高貴・あなたは幸福をふりまく・移り気・かろやかさ・軽率・軽さ・浮気 |
別名 |
ヒエンソウ・オオヒエンソウ・ラークスパー・チドリソウ |
科・属名 |
キンポウゲ科・デルフィニウム(オオヒエンソウ)属 |
原産地 |
ヨーロッパ・アジア・北アメリカ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
デルフィニウムはヨーロッパからアジア、北アメリカ、アフリカ原産の耐寒性のある多年草(一年草扱い)です。世界各地に約200種が分布し、「デルフィニウム・エラツラム」や「デルフィニウム・グランディフォル」などを基本種として400種を超える多くの園芸品種が作出されました。
カトレアやシンビジウムと同じ洋ランの仲間で、長い茎先に花径4〜5pの大ぶりの花を穂状につけます。花は大きくて目立ち、5枚ある花びらの上側の3枚(距)は後方に長く伸び、中心に小さな花びらがかたまってついています。その様子は優雅で、とくに澄んだ空をイメージさせる青花の美しさには定評があります。
よく栽培されるのはよく分枝して大輪の花を付ける一重咲きの「ベラドンナ系」と、大輪で八重咲きの「ジャイアント系」が中心で、矮性種のブルースプリングス、オオヒエンソウは鉢植えに向き、高性種のジャイアント系は切り花や庭植えに向いています。高温多湿の日本では育てにくかったのですが、最近は花色も豊富になり、ガーデンプランツとしても人気が定着しています。
花色は青のほか、赤・紫・白・ピンク・黄などで、園芸品種には距の発達していないものや一重咲き、半八重・八重咲き品種があります。草丈は80〜120p。花期は4〜9月で鉢の市販期は3〜7月頃です。画像は「D・パシフィックジャイアント(写真左)」、「D・ ブルー インプ(写真右上)」、「D・グラン ブルー(写真右3番目)」、「D・オーロラライトブルー(写真右2番目)」、「D・ オーロラ ラベンダー(写真上段右)」です。
属名の「デルフィニウム(Delpininum)」はラテン語の『デルフィーヌス「delphinus(イルカ)」』に由来し、つぼみの形がイルカと似ているからといわれます。和名は花形から空を飛ぶツバメに見立てたもので「オオヒエンソウ(大飛燕草)」。別名は「ヒエンソウ(飛燕草)」、日本ではヒバリにちなんだ別名が多く、「ヒバリのかかと」、「ヒバリの足指」、「ヒバリの爪」、「ヒバリの蹴爪」、または「チドリソウ(千鳥草)」とも呼ばれます。
英名は「Lark spur「ラーク スパー)」ですが、ただ、ラークスパーは現在コンソリダ属とされています。花店では「デルフィニウム、ラークスパー」の名前で出回っています。 |
|
...........花の栽培.........
冷涼で乾燥した気候を好むため、寒地高冷地以外では夏越しが難しいので、一年草として育てます。耐暑性に弱いため秋に種子をまき、春から初夏に花を咲かせます。9月の下旬に水はけのよい用土にまき、軽く覆土をすると2週間ほどで発芽します。
本葉2〜3枚時にポットに鉢上げし、3〜4月に堆肥と緩効性化成肥料を適量施し、株間30〜40p花壇に定植します。花後は株元まで切ると再度花を咲かせます。これを何度か繰り返せば、秋まで花が楽しめます。 |
|