〜 5月24日の花 ヘリオトロープ(木立瑠璃草) 〜
花言葉 |
誠実・献身的な愛・陶酔・余韻・熱望・忠誠心・永遠の愛・甘い誘惑・私は貞節を守ります |
別名 |
ニオイムラサキ・キダチルリソウ・コウスイソウ・チェリーパイ |
科・属名 |
ムラサキ科・ヘリオトロピウム(キダチルリソウ)属 |
原産地 |
ペルー・エクアドル原産 |
状態 |
多年草・小低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ヘリオトロープは南アメリカのペルー原産の常緑小低木で、日本には明治の中頃に渡来しました。葉は先端がとがった美しい濃緑色で、裏側は白っぽく繊毛があります。春から初夏にかけて、茎先に径3〜5oの5弁花で、淡紫や濃紫色、ピンク、白などの小花を集散花序につけます。花はすばらしい香りを放つので、古くから香水やポプリの原料として利用されてきました。
バニラに似た甘くて深みのある香りを持つので、香水として有名な花ですが、花から取り出す精油は希少なため、現在ではほとんどが人工ものだそうです。香油をとる「キダチルリソウ」や、近縁種である観賞用の「ニオイムラサキ」を含め、ヘリオトロープとして流通していますが、最近香料にされるのは、このニオイムラサキが多いとされます。鉢やプランターとして利用されます。樹高は50〜70p。花期は5〜6月と9〜10月で、鉢の市販期は2〜7月頃です。
属名の「ヘリオトロピウム(Heliotropium)」は、ギリシア語の「helios(太陽)」と「trope(回転)」の意で、古くはこの花がヒマワリと同じように太陽の動きに沿って花も回る、と信じられていたことにちなみます。和名は「キダチルリソウ(木立瑠璃草)」、または「ニオイムラサキ(匂紫)」とも呼ばれます。
甘く心地よい香りをもつことから、フランスでは「恋の草」、ドイツでは「神の薬草」、ペルーでは「愛の薬草」と呼ばれ、日本では「香水草」とも呼んでいます。英名は「Heliotorope(ヘリオトロープ)」、または「Cherry pie(チェリーパイ)」です。 |
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...........花の栽培.........
苗を入手したら、日当たりや水はけのよい肥沃な土に植えます。冬は乾かし気味にして、日当たりのよい軒下など、霜に当たらない場所に置きます。花が終わった後切り戻すと、次々と花がつきます。
挿し芽は5月〜6月または9月に、新芽を5〜6pに切り、下葉を取り去って川砂や鹿沼土に挿します。日陰で乾かさないように管理すると、約1か月で発根します。 |
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