～ ５月２８日の花 フジ（野田藤） ～
   
| 花言葉 |
あなたを歓迎します・陶酔する恋・決して離れない・優しさ |
| 別名 |
ノダフジ・ムラサキナツフジ・サッコウフジ |
| 科・属名 |
マメ科・フジ（ウイステリア）属 |
| 原産地 |
日本原産 |
| 状態 |
つる性落葉小高木 |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
 フジは日本の本州・四国・九州の原産のつる性の落葉低木です。その優美な花姿から古典に頻繁に登場し、また平安時代に藤原氏の姓や家紋にも使われ、日本文化に影響を与えた樹木です。日本独特の花藤は紋所としても多用されています。
葉は奇数羽状複葉で長さは20～30㎝、小葉は卵状楕円形で長さが4～8㎝、 若葉には毛があります。４～6月頃にほかの木に巻きついて這いあがり、蝶形で薄青紫や桃、白、黄などの美しい花房を垂らして咲きます。穂は長く、20～90㎝にもなり、甘く優しい香りを放ちます。咲き方の順は色ごとに、薄紅藤 →紫藤 →長藤 →八重の藤 →白藤 →黄花藤と咲きます。
フジには色々な種類の園芸種があり、大別するとノダフジとヤマフジがあり、 普通フジといえばノダフジを指します。ノダフジ系には花房が2ｍほどの「キュウシャクフジ（九尺藤）」、八重咲の「ヤエコクリュウ（八重黒竜）」があり、ヤマフジ系には「ムラサキカピタン（紫花美短）」、「シロカピタン（白花美短）」他があります。
ノダフジのつるは上から見て時計回りの右巻きで花穂が長いのが特徴ですが、ヤマフジは花穂が短くて花が大きく、つるが左巻きです。主な用途は、夏の強い日差しを遮る棚仕立てや、花房の長いノダフジは庭植えとして、鉢花用としては花房の短いヤマフジが利用 されています。昔はフジの花を天ぷらに、豆果はいり豆などにして凶作時の作物のひとつとされていたそうです。樹高は30～150cm。開花期は4～6月で鉢の市販期は3～5月頃です。
属名の「ウイステリア（Wisteria）」は、アメリカの解剖学者「Casper Wistar（カスパール・ウイスター）」の名にちなんだものです。和名の「フジ（藤）」は（吹き散る）という意に由来するとされ、または、古くは蔓を鞭とした「ブチ（鞭）」の意から、あるいは「フサタリハナ（房垂花）」の意からとの諸説があります。別名の 「ノダフジ（野田藤）」は、フジの名所である大阪市西成区の野田（摂津の国野田）の地名からとったものです。英名は「Japanese wisteria（ジャパニーズ ウィステリア）」です。
フジの花については、フジの名園でもある「足利フラワーパーク」に行って来ましたので、園内の様子はこちらからご覧になれます。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと風通しがよく、粘質で湿潤な土を好みます。植えつけ時期は耐寒性があるので、落葉期間ならいつでも植えつけられます。植え穴に完熟堆肥や腐葉土をすき込み、水もちをよくして少し高めに植えます。
今年伸びたつるに花芽がつくので、花芽の見分けがつくようになった冬の間に、花芽の上から切り取ります。つぎ木や挿し木で殖やすことができ、つぎ木は３～４月に前年枝を２～３付けて切り取り、苗木で作った台木や根に切りつぎします。挿し木の適期は６月頃です。 |
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