〜 6月1日の花 ナツグミ(夏茱萸) 〜
花言葉 |
野性美・用心深い |
別名 |
チェリーエラエアグヌス・チェリーシルバーベリー |
科・属名 |
グミ科・グミ(エラエアグヌス)属 |
原産地 |
日本原産 |
状態 |
落葉低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ナツグミは日本の野山に自生する落葉低木です。日本では最も普通のグミで各地で栽培されています。葉の裏面は鱗毛に覆われた銀白色で、初夏、葉腋に黄を帯びた白色の花を咲かせ、1.5pほどの果実が長い柄の先に垂れてつき、6〜7月に赤く熟します。
グミには、この夏の終わりから秋に熟す「ナツグミ(写真左)」のほか、春に実の熟する「マルバグミ」、7月に熟す「トウグミ(写真右上と中央の花)」、7月〜9月に熟す「マメグミ」、9月〜10月に熟す「アキグミ(写真右下)」など種類も多く、四季を通じて実が成っています。
ナツグミとトウグミは判別しにくくよく似ていますが、ナツグミの熟した赤い実は、特有の渋みと酸味やかすかな甘味があり、そのまま食べてもおいしく果実酒にもなります。樹は庭木や生け垣にもなり、また材が堅いので、農具や工具の柄などにも利用されます。樹高は3〜4m。開花期は4〜5月、市販期は5〜6月頃です。
属名の「エラエアグヌス(Elaeagnus)」はギリシャ語の「elaia(オリーブ)」と「 agnos(セイヨウニンジンボク)」の意で、それぞれの果実と葉が似ているからとされます。和名は夏に実が熟すことから「ナツグミ(夏茱萸)」です。
また「グミ」の名は、棘の意である「グイ」と「実」の略からとされますが、「口に含む(ククム)」と「実」が転じてグミになった、あるいは実に渋みがあるため「えぐい実(エグミ)」からグミになったという説があります。英名は「Cherry elaeagnus(チェリー エラエアグヌス)」、「Cherry silverberry(チェリー シルバーベリー)」です。 |
|
...........花の栽培.........
半日陰でも育ちますが、日当たり排水のよい、腐植質に富んだ場所が適します。ナツグミやアキグミは2〜3月に、常緑性は4月または9月が適期で、高植えとします。
多肥を避け、9月上旬に油かすに粒状化成肥料を等量混ぜたものを、2握りほど根元に施します。ヤゴはかき取り、徒長枝は枝ぶりを見ながら、10〜15pを残して整枝します。 |
|