〜 6月21日の花 ベルガモット(松明花) 〜
花言葉 |
野性的・安らぎ・やわらかな心・火のような恋・感受性豊か・燃える思い |
別名 |
モナルダ・タイマツバナ・ヤグルマハッカ |
科・属名 |
シソ科・モナルダ属 |
原産地 |
北アメリカ東部原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ベルガモットは北アメリカ、メキシコ原産の多年草で、茎葉に爽快な香りがあることからハーブとしてもよく知られています。花径4〜6p、花色は深紅、白、ピンク、赤紫で、どの種も細長い筒状の小さな花を密集させ、筒状の花は途中から2つにわかれ、2本の長い雄しべが突き出た独特の頭花を作っています。
鑑賞用の品種には、葉先がとがって縁が鋸葉であり、茎の先端に唇形花が頭上に集まり、切り花として人気の『M・ディディマ「松明花」(写真右3番目)』、鋸葉がなくピンク色が基本の『M・フィスツローサ「矢車薄荷」(写真右下)』があり、また他種との交雑種も作られ、前者とは花や葉の形状が異なってピンクの苞が目立つ「M・プンクタータ」があります。
葉にベルガモットオレンジの香りがあるハーブで、香りづけの植物やオーデコロンの主成分として利用されます。また殺菌作用があり、ハーブティーは整胃、整腸や不眠症の改善にも使われ、アメリカ先住民の間では古くから薬用植物として利用されていたといいます。群生する性質があるのでナチュラルな寄せ植えの背景として、ハーブガーデンの彩りとして、また乾燥させても香りが残るので、ポプリとしても人気があります。切り花として普及したのは最近で、水あげもよく花もちは1週間程度です。草丈は50〜1.5m、花期は6〜9月頃です。
属名の「モナルダ(Monarda)」は、16世紀のスペインの医師で、植物学者の「ニコラス・デ・モナルデス(Nicholas de Monardez)」の名にちなみます。「ベルガモット」の名前には諸説あり、イタリアで最初に栽培された小都市名「ベルガモ」から、またはトルコ語の「Beg
armudi(梨の王)」からともいわれます。
英名の「Bergamot(ベルガモット」、「Wild bergamot(ワイルドベルガモット)」は、香りが柑橘類のベルガモットオレンジに似ているためとされます。または、ミントの香りがすることから「Horsemint(ホースミント)」とも呼ばれます。和名は、赤色の細い花弁がタイマツが燃えているいるように見えることから「タイマツバナ(松明花)」。または「ヤグルマハッカ(矢車薄荷)」です。 |
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...........花の栽培.........
耐寒性耐暑性に優れ、丈夫で繁殖力が旺盛なので栽培しやすい植物です。半日陰でも育ちますが、日当たりと湿り気のある土を好みます。春から初夏に鉢花やポット苗が出回りますので入手し、腐葉土などをすき込んだ場所に株間40pで植えつけます。
湿り気のある用土を好むので、夏期は乾燥に気をつけ、繁殖力が強いので、2年目以降は株分けや間引きをして株の調整を行います。 |
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