〜 6月25日の花 モントブレチア(クロコスミア) 〜
花言葉 |
良い便り・楽しい思い出・陽気・清楚な人・気品・謙譲の美・芳香・気品ある精神 |
別名 |
クロコスミア・ヒメヒオウギズイセン |
科・属名 |
アヤメ科・クロコスミア(モントブレチア)属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
球根植物(多年草) |
...........花のいわれ・特徴.........
モントブレチアは南アフリカ、ケープ東部地域原産の耐寒性球根植物で、日本には明治時代に渡来しました。ヒオウギズイセンとヒメショウブの交雑による園芸品種で、夏から秋にかけて剣状の葉から細い茎を伸ばし、茎の上部に数個の花穂つけ、濃いオレンジ色や赤みを帯びたオレンジの花を下から順に咲かせます。真夏を色鮮やかに彩り、日本の夏の花として定着しています。
モントブレチアの主な品種は、赤色で花期には花穂が垂れた姿が野性的な「C・ルシファー(写真左)」、橙赤色の「C・マソノラム」、黄色、オレンジの「C・オーレア」などが栽培されています。切り花として多く出回るのは「C・アーデルネイ」やその交雑品種で、ユリ形で純白の花を付けます。非常に丈夫な花で日本では野生化し、海辺や山地などいたるところで見ることができます。草丈は60〜120p。花期は6〜9月で鉢の市販期は6月、球根は3〜4月頃です。
属名の「クロコスミア(Crocosmia)」は、ギリシャ語の「krokos(サフラン)」と「osme(香り)」いう意味で、乾燥した花をお湯に浸すとサフランに似た香りがすることに由来します。名前の「モントブレチア(Montbretia)」は旧属名がそのまま用いられ、由来は作出者であるフランスの「ビクトル・ルモアーヌ(Victor Lemoine)」が、植物学者「コクベール・ド・モンブレ(Coquebert de Montbret)」に捧げたことによるとされます。
和名は「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙」で、ヒオウギ(檜扇)と葉がスイセン(水仙)に似ていることからといわれます。英名は「Montbretia(モントブレチア)」、学名から「クロコスミア」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと排水性のよい土を好みます。地植えは、油かすや骨粉などをよくすき込んでおき、20〜30p間隔で深さ10pに球根を植えます。水切れしないように注意し、緩効性化成肥料を置肥します。
耐寒性があり、数年植えつけたままにすると花数もふえてきます。極端に乾燥させると生育が悪くなるので水やりはこまめにし、株分けするときは、葉が黄変してから掘りあげます。 |
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