〜 6月28日の花 アスチルベ(泡盛草・曙升麻) 〜
花言葉 |
恋の訪れ・繊細・控えめ・優雅・消極的なアプローチ・自由・気まま・心のまま・控えめな愛 |
別名 |
アケボノショウマ・アワモリソウ・アワモリショウマ・アカショウマ |
科・属名 |
ユキノシタ科・アスチルベ(チダケサシ)属 |
原産地 |
東アジア・北アメリカ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
アスチルベは北アメリカや東アジア原産の多年草で、14種あります。アスチルベの葉は切れ込みがり、茎の下部に羽状の複葉が広がり上部にはほとんどありません。花色は赤やピンク・白・藤・暗褐色など多彩で、細くてかたい茎の先にふわふわとした泡のような小花を密生させます(写真右上)。
一般に出回っているのは、もともと日本原産のアワモリショウマがヨーロッパで品種改良された園芸品種で、日本のアワモリショウマやチダケサシ、アカショウマと、中国原産のアスチルベ・シネンシスの変種を交雑して改良され、もっとも多く栽培されている「アスチルベ・アレンジー」を言います。このアレンジー系のほか、アケボノショウマ系といわれる「ピンクの品種群」、矮性種の「アスチルベ・クリスパ」等もあります。
この花の魅力は強健でボリュームのある花穂と、切れ込みのある美しい葉(写真右2番目)にあり、槍の穂先にも似た花房は群生すると見事で、ボーダーガーデンの中列やナチュラルガーデンのアクセントとして効果的に利用できます。草丈12pほどの矮性種から90pくらいの高性種まであり、初夏に咲くものと初秋に咲くものを組み合わせれば、長期間、花を観賞できます。花期は5〜9月頃で鉢の市販期は4〜6月、苗は3月頃です。
属名の「アスチルベ(Astilbe)」は、ギリシャ語の「a(欠く・無)」という否定の語と「stilbe(輝き)」からなり、花全体では大きくて美しいのですが、ひとつひとつが小さく地味で目立たない花のから、または葉に艶が無いからとされます。
和名は円錐状の花穂に泡のような細かい花をたくさんつけるので「アワモリソウ(泡盛草)」。またショウマとは、キンポウゲ科のサラシナショウマの根茎を乾燥させた生薬の「升麻」のことで、よく似た葉や穂状の花を咲かせる植物にこの名がつけられ、この花に似ることから『アケボノショウマ「曙升麻」(アスチルベ・ロゼア)』、または「アワモリショウマ(泡盛升麻)」などと呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
育てやすい植物で、日当たりから半日陰まで、水はけのよい肥沃な土なら極端な地帯を除けばどこでも育てられます。庭植えは腐葉土を多めにすき込み、緩効性化成肥料をを混ぜ、株間30pで植えつけます。
生育期と花後には液肥を月に1〜2回与えます。強健な植物ですが真夏の直射日光で葉焼けを起こしやすいので遮光が必要です。高温続きでは葉が縮れてしまうので、マルチングをしたり葉水を与えたりします。
咲き終わった花穂は花茎の下から切り取ります。3〜4年に1回、3〜4芽つけて株分けをします。 |
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