〜 7月1日の花 フウチソウ(風知草・裏葉草) 〜
花言葉 |
未来 |
別名 |
キンウラハグサ・ウラハグサ |
科・属名 |
イネ科・ハコネクロア(ウラハグサ)属 |
原産地 |
日本中部原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
フウチソウは箱根や丹沢系で見られる一属一種の日本特産種の多年草です。関東や東海、紀伊半島の山地の岩に生え、葉の変異が多い強健種で、この葉を観賞する植物です。茎が細く高さは40〜70pで、秋が深まるころ花穂が華やかな黄金色に色づきます。葉は表が白色、裏は光沢をもった緑色の草姿が魅力的です。
観葉植物としてよく知られ、葉色は緑葉が基本ですが園芸品種として人気も高い、黄色に緑の筋が入る『オウレオラ「キンウラハグサ」(写真左)』がよく出回っています。他に白斑入りの葉や、矮性のものも出回っています。花は夏から秋にかけて5〜10個の小花を付けた小穂がまばらに付きます(写真右中央)。風に揺れる葉に風情があり和風の庭によく似合い、庭の植え込みやボーダーの前面によく利用されます。また草丈の低いものは鉢植えとして出回っています。観賞期は4〜11月で鉢の市販期は4〜9月頃です。
属名の「ハコネクロア(Hakonechloa)」は「hakone(箱根)とギリシャ語の「chloe(草)」に因み、箱根に多く自生することから名づけられました。和名は葉の表が常に下面に向いているので「ウラハグサ(裏葉草)」、別名は葉の裏側に光沢をもち、表のように見えるため「キンウラハグサ(金裏葉草)」と呼ばれます。
名前の「フウチソウ(風知草)」ですが、この細くて柔らかい葉の基部がよじれ、表裏がひっくり返るためわずかの風でも軽やかに揺れることが由来で、「ウラハグサ」の園芸上の通称として親しまれています。英名は「Hakone
grass(ハコネ グラス)」、または 「Japanese forest grass(ジャパニーズ フォレスト グラス)」です。 |
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...........花の栽培.........
とても丈夫で育てやすい植物で、日なたから日蔭まであまり場所を選びません。ただ強い直射日光にあてると葉の色があせますので、落葉樹の下や建物の東側などに植えます。
肥料は少なめで、春の成長期に薄い液肥、または緩効性の肥料を与えます。晩秋には葉が枯れ始めるので、地際ぎりぎりまで刈り込んで冬を越させます。 |
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