〜 7月4日の花 グロリオサ(狐百合・百合車) 〜
花言葉 |
頑強・おしゃれな心・天分・栄光に満ちた世界・華麗・燃える情熱 |
別名 |
キツネユリ・クライミングリリー・グローリーリリー・ユリグルマ・ツルユリ |
科・属名 |
ユリ科(イヌサフラン科)・グロリオサ(キツネユリ)属 |
原産地 |
アフリカ・熱帯アジア原産 |
状態 |
半つる性球根類・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
グロリオサ(またはグロリオーサ)はアフリカから熱帯アジア原産の半つる性の球根植物で、日本には明治の末頃に輸入されました。グロリオーサは葉の先端部分が長く伸びて巻きひげ状となり、他物に絡みついて生長します。
花は分枝した枝先に下向きに咲き、花弁が波打つように反り返り、雄しべ・雌しべが目立つ独特な姿をしています。花色は赤や黄色、赤紫、赤橙のほか金色の縁取りがあるものもあり、大部分は2色に染め分けたように咲かせます。
代表的な原種は黄色から咲き進むにしたがい、先端が朱赤色になる「スーパーバ(superba)」で、多く栽培されているのはその園芸種で、炎のようなオレンジ赤に黄色の縁取りをもつ印象深い花で、世界的な大富豪の名を冠してつけられた名前の『ロスチャイル ディアナ「rothchildiana」(写真右上)』と、スーパーバの黄花品種で、黄色のままの『G・ルテア「lutea」(写真右下)』、上部が赤で下部が黄色の「ヴェルシュリイ(verschurii)」などがあります。
ツル丈は1〜2m。花期はほぼ通年ですが最も出回るのは7〜8月頃で、切り花や鉢の市販期もほぼ通年です。個性的な姿が人気で、フラワーアレンジや花束によく利用されます。画像は「G・ピクシー(写真左)」、「G・ルージュ(写真右3番目)」、「G・パール(写真右2番目)」です。
属名の「グロリオサ(Gloriosa )」はラテン語の「gloriosus(光栄、立派)」に由来し、燃え立つようなこの花を形容したものによります。あまり使われていませんが、和名は「キツネユリ(狐百合)」、または葉が輪生するので「ユリグルマ(百合車)」です。
英名は、つるが巻きつきながら上に伸びるので『Climbing lily「クライミング リリー」(登るユリ)』、または『Glory lily「グローリー リリー」(栄光のユリ)』、あるいは燃え上がる炎のような花形から『Flame lily「フレイム リリー」(炎のユリ)』などと呼ばれます。ちなみにこの植物には茎や球根に毒があるので注意が必要です。 |
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...........花の栽培.........
暖地または無霜地域でしか戸外の耐寒性がありません。地植えは20p間隔で日当たりのよい場所に植えます。鉢植えは7号鉢に1球程度で、高温期には水をたっぷり与えます。
最初の花が終わったら花がらを摘み、鉢上ではあんどん支柱に、庭植えではフェンスなどにわき芽を誘引します。秋に地上部が枯れたら掘りあげ、球根は乾燥させ、乾いたバーミキュライト、またはピートモス、パーライトに入れて保存します。 |
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