〜 7月11日の花 クフェア(メキシコ花柳・煙草草) 〜
花言葉 |
自由気まま・立派・せつない思い・見事・家庭愛 |
別名 |
メキシコハナヤナギ・タバコソウ・クサミソハギ・ベニチョウジ |
科・属名 |
ミソハギ科・クフエア(タバコソウ)属 |
原産地 |
アメリカ・メキシコ原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
クフェアはアメリカ、メキシコ原産の半耐寒性常緑低木です。クフェアと呼ばれるものには1・2年草、多年草、小低木など多くの種類があります。春から夏にかけて筒状の花を咲かせます。この花びらのように見えるのは実際は萼です。
販売されているのは、『C・ヒッソピフォリア「メキシコハナヤナギ、またはメキシコハコヤナギ」(写真右2番目と右下)』で、花径1pほどの紫紅色の6枚の花弁が目立ち、枝葉が密に茂る熱帯性の常緑低木です。また『C・ミクロペタラ「ハナヤナギ」(写真左)』は下半部が赤、上半部が黄色で筒状の萼が目立ち、光沢のある緑葉は十字に対生し、茎は赤みを帯びて成熟すると木質化します。『C・イグネア「ベニチョウジ」(写真右3番目)』は、長さ2〜3pの赤い紙巻タバコのような細長い筒状が目立つユニークな花です。
いずれも強健で、真夏の強光と乾燥に強い生育旺盛な植物です。一般にクフェアというとヒッソピフォリアを指すようです。多くは切り花として利用されています。また小型の樹木でもあり、枝は直線的で広がるように伸ばすので、グランドカバーやコンテナ植えとして利用されています。樹高は30〜70cm。開花期は7月〜11月で鉢の市販期は8月頃です。
属名の「クフェア(Cuphea)」はギリシア語の『kyphos「キフォス」(曲がる)』に由来し、この萼が微妙に曲がっていることによるとされます。和名は『メキシコハナヤナギ「ヒッソピフォリア」(メキシコ花柳、メキシコ箱柳)』、「ハナヤナギ(ミクロペタラ)」。別名は「クサミソハギ(草禊萩)」です。
またイグネアは美しいオレンジ色の萼の様子が火のついたタバコを思わせることから「タバコソウ(煙草草)」、別名は「ベニチョウジ(紅丁字)」で、英名は「Cuphea(クフェア)」、「Cigar plant(シガー プラント)」です。 |
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...........花の栽培.........
日当たりが適していますが半日陰でも育ちます。水はけ、水もちのよい場所に植え、盛夏は遮光をします。寒さに弱いので冬は室内で育て、10℃以上に保ちます。多湿を好みますので、水は乾きかけたらたっぷりと与えます。花の生長期には月に2〜3回の液体肥料を施します。
形がくずれてきたら茎や枝を切り戻し、花数を増やすことができます。耐寒性のある丈夫な木なので、さし木による増殖も容易です。 |
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