〜 7月14日の花 ラムズイヤー(ワタチョロギ) 〜
花言葉 |
あなたに従う・誘惑 |
別名 |
ウーリーベトニー・スタキス・ワタチョロギ |
科・属名 |
シソ科・スタキス(イヌゴマ)属 |
原産地 |
コーカサス・イラン原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ラムズイヤーはコーカサス、イランに分布する耐寒性多年草で、ハーブの一種です。長さ10pほどの葉は長い楕円形の肉厚で、全体が柔らかい綿毛におおわれています(写真右中央)。
灰褐色のシルバーリーフが美しく、葉にはほのかな香りがあります。茎が這うように伸びて株が広がり、初夏に穂状花序に紅紫色で唇形の花をつけます。古くは薬用植物として利用されていました。
現在では数少ないシルバーリーフの植物として、独特の銀灰色の葉を活かして花壇や寄せ植えに、ドライフラワーとして、ラムズイヤーの葉を乾燥させたものはクリスマスのドア飾りに、またポプリの彩りやリースにも利用されています。草丈は30〜80p。開花期は6〜8月で苗の市販期は4〜5月、種子は2〜5月頃です。
属名の「スタキス(Stacys)」はギリシア語の「stachys(穂)」で、花序の形状に由来しています。名前の由来は、全体が白くて柔らかい綿毛に覆われ、子羊の耳にそっくり(写真右上)なため「ラムズイヤー」と呼ばれています。
和名もこの形状から「ワタチョロギ(綿草石蚕、綿千代呂木)」といいます。流通名は英名の「Lamb's ears(ラムズイヤー)で、別名は「 Wooly betony(ウーリー ベトニー)」です。 |
|
...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい砂質の土を好みます。苗の植え付けは4月が適しています。冬の寒さには強いですが、夏の高温多湿に弱く株が混み合ってくると蒸れて葉が枯れ上がってしまいます。梅雨時は雨に当てないようにし、乾燥を好むので、水は土の表面が十分乾いてから与えます。
鉢植えやプランター植えの場合は雨の当たらない屋根のある場所で、風通しのよいところに置きます。肥料は元肥として、有機質の配合された化成肥料を施し、乾燥ぎみに管理します。タネまきと株分けでふやし、タネまきは4月と9月に行います。 |
|