〜 7月17日の花 ジニア(百日草) 〜
花言葉 |
遠い友を想う・いつまでも変わらぬ心・高貴な心・幸福 |
別名 |
ヒャクニチソウ・チョウキュウソウ・ウラシマソウ |
科・属名 |
キク科・ジニア(ヒャクニチソウ)属 |
原産地 |
メキシコ原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ジニアはメキシコ原産の20種ほどが分布している非耐寒性の一年草です。ジニアは18世紀にヨーロッパに渡り欧米で次々と品種改良され、現在ではさまざまな品種が揃っています。日本には江戸末期の1862年に渡来しました。
1mを超える高性種や草丈20pほどの矮性種があり、花形は小輪の一重咲き、八重のポンポン咲き、カクタス咲き、丁字咲き、変化咲き、それに大輪種から小輪種までバリエーションに富み、色も改良種では青を除いたあらゆる色があります。
花色や草丈、花形が多様で、日本で古くから親しまれてきたジニアの代表種である「Z・エレガンス(写真左と右上)」、別種で一重の花を咲かす「Z・リネアリス」は、分枝性がよく葉がこんもりと繁るので花壇の縁取りやボーダーに、「Z・メキシコジニア」は花弁の先端の色が異なる蛇の目模様が個性的で、寄せ植えのアクセントカラーに適します。よく出回っているのは、背丈が低く小花を咲かせる、アングスティフォリアとエレガンスの交配種、鉢植え向きであり多花性の新品種「Z・プロフュージョン(写真上段左)」があります。
茎は固く直立し、葉は長さ10cmほどの楕円形で対生します。草丈は20〜100cm。花期は5〜11月、鉢の市販期は4〜6月で苗は5〜8月頃です。画像は「Z・ザハラ スターライト(写真右2番目)」、「Z・プロフュージョン ホワイト(写真右下)」です。またこちらは、富士山を頂き、広い敷地一面にジニアの花を咲かす「花の都公園」の様子です。
属名の「ジニア(Zinnia)」は、この花をメキシコからヨーロッパにはじめてもたらしたドイツ人医師で、植物学者の「ヨハン・ゴッドフリート・ツイン(Johann.Gottfried.Zinn)」の名前にちなみます。和名は、初夏から秋にかけてずっと咲き続け、花期の長いことから「ヒャクニチソウ(百日草)」です。別名も同じ意から「チョウキュウソウ(長久草)」、または「ウラシマソウ(浦島草)」とも呼ばれます。
英名は「Common zinnia(コモン・ジニア)」、あるいは『Youth and old age「ユース・アンド・オールド・エイジ」(若者と老人)』で、1個の花は2週間ほどで散りますが、新しい花が次から次へと咲き、長く楽しませてくれることから連想された名前です。またブラジルでは「幸福を招く花、魔除けの花」と言われ、カーニバルに欠かせない花となっています。 |
|
...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい場所であれば土質は選びません。生育がよく、2か月ほどで開花するので、まき時期をずらすといっそう花が長く鑑賞できます。乾燥に強く、水を与え過ぎると腐ることもあるので控えめに。
元肥のほか追肥として緩効性の化成肥料などを与え、肥料切れしないよう気をつけますが、肥料が多すぎると葉ばかり繁ってしまうので、気をつけます。咲き終わった花は早めに摘み取り、すかすように茎も間引きます。 |
|