〜 7月19日の花 ラベンダー(薫衣草) 〜
花言葉 |
私に答えてください・許しあう愛・期待・幸せが来る・疑惑・沈黙・清潔・貞節・豊香・優美・不信・容認・精励 |
別名 |
ヒロハラワンデル・イングリッシュラベンダー・クンイソウ |
科・属名 |
シソ科・ラバンデュラ(ラヴァンドゥラ)属 |
原産地 |
地中海沿岸・インド・カナリア諸島原産 |
状態 |
常緑性の小低木 |
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...........花のいわれ・特徴.........
ラベンダーは地中海沿岸、カナリア諸島原産の常緑性の小低木です。ハーブの仲間でヨーロッパでは古くから香りの高い薬草として使用されてきました。 この属には約20種あり、その中の10種から芳香油が採取されるとされます。
ラベンダーには交配種を含め非常に多くの品種があります。大別すると、薬効成分も高く強い芳香をもつ「イングリッシュ系(写真右3番目・右下)」、甘い香りの「ラバンディン系」、半耐寒性の「フレンチ系(写真右2番目・4番目)」、繊細な葉を持つ「レース系(写真左)」などに分けられます。
⇒「イングリッシュラベンダー(L・アングスティフォリア)」はもっとも名高いハーブで、薬草としてよく用いられます。茎や葉には白い綿毛が付き、花は一花序に10〜20花が付き、一茎あたり50〜100花で、淡紫〜濃青紫の優しい雰囲気の花を咲かせ、矮性種も多くあります。薬効成分も高く、茎や葉や花から強い芳香を放ちます。精油は浴剤やマッサージオイルに、香りは安眠効果に、つぼみはポプリやリースに。花の部分はハーブティーやジャムなどに利用されます。別名は「スパイカ ラベンダー」です。
⇒「フレンチラベンダー(L・ストエカス)」は高級な精油が取れるハーブで、葉と茎には白い綿毛を有し、銀白色に輝いて見えます。穂の上に羽飾りを付けたような花を咲かせますが、この花は葉が変形したものです。暑さにとても強いので、関東以西でも栽培できます。もっとも高級な精油が採取できるのがフレンチラベンダーで、リラックス効果や頭痛などの痛みを和らげたり、高血圧にも効果があるとされます。また脱臭や殺菌・防虫効果があり、タンスや戸棚・クローゼットの虫よけなどに利用されています。別名は「ストエカス ラベンダー」です。
⇒「レースラベンダー(L・ピナータ)」は切れ込みが深く羽のような繊細な銀葉を持ち、香りはあまり強くありません。草姿が美しく、花は一茎に複数の花穂が付きます。⇒「ラバンディンラベンダー」はほのかな甘い香りを持ち、暑さ寒さに強いので温暖地にも向きます。
ラベンダーはハーブの中でもとくに人気があり、白や紫・ブルー・ピンクなどの花を咲かせ、花だけでなく草全から香り高い芳香を放ち、「香りの女王」と呼ばれて珍重されてきました。主にハーブガーデンで利用されますが、コンテナガーデンのメインや個性的な寄せ植えとして利用されます。草丈は30〜100p。花期は5〜7月、市販期は通年です。
属名の「ラバンデュラ(Lavandula)」はラテン語の「lavo(洗う)」やイタリア語の「lavanda(洗いもの)」に由来し、古くはこの花の香りで沐浴したことにちなみます。英名は「Lavender(ラベンダー)」、「English lavender(イングリッシュ ラベンダー)」。別名は「クンイソウ(薫衣草)」です。 |
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...........花の栽培.........
春先に出回る苗を入手し、日当たりと風通しのよい場所で、水はけのよい弱アルカリ性の土に植えます。湿度を嫌いますのでやや高植えにし、夏は日陰で休ませ、梅雨時の雨には当てないようにします。
元肥を施せば追肥の必要はありません。高温時の蒸れを防ぐため、開花後に収穫を兼ねて、株元から3分の1くらいまで刈り込みます。春と秋に挿し芽でふやします。 |
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