〜 7月20日の花 トリトマ(赤熊百合) 〜
花言葉 |
あなたを思うと胸が痛む・情熱家・恋するつらさ・せつない思い |
別名 |
トーチリリー・シャグマユリ・オオトリトマ |
科・属名 |
ユリ(ツルボラン)科・クニフォフィア(シャグマユリ)属 |
原産地 |
熱帯アフリカ原産 |
状態 |
常緑多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
トリトマは南アフリカ・アラビア半島原産で、高地に自生する高さ1〜2mにもなる常緑の多年草です。日本には明治の中頃に渡来しました。長い茎の先に、筒形、またはろうと形の小さな花が密に咲きます。一般にトリトマといえば、「K・ウバリア(オオトリトマ)」を指します。
「オオトリトマ」の葉は長さ60〜90cm、幅は2〜3cmの広線形です。花茎が1m以上になり、その先に15〜50cmほどの円すい花序を付けます。筒状の小花は下向きに多数連なり、花穂がつぼみのときは深紅色で下から上に咲くにしたがい黄色になり、上部にいくほど赤く2色咲きのようになります。色は橙赤・黄白・単色などがあります。
従来は大形の品種がよく栽培されていましたが、最近は小形の「K・ルファ(ヒメトリトマ)」や「K・トリアングラリス」などの矮性種に人気があります。「ヒメトリトマ」は花色がつぼみのときが橙色、花穂が開くにつれ黄花に変わります。ユニークな姿や丈夫で耐寒性もあるので、切り花や花壇に向きます。開花期は6〜10月。鉢の市販期は5〜6月、苗は3〜5月、切り花は6〜9月頃です。
属名の「クニフォフィア(Kniphofia)」は、ドイツの植物学者である「クニホフ(J.H.Knihof)」の名にちなんだものです。名前の「トリトマ(Tritoma)」は古い学名に基づく呼称がそのまま使用されています。
またこの花が燃える松明(たいまつ)のように見えることから、英名は『Torch lily「トーチ リリー」(松明ユリ)』、あるいはこの花の色や曲がっていることを意味する『Red hot poker「レッド ホット ポーカー」(赤く焼けた火かき棒)』などとも呼ばれます。和名は「シャグマユリ(赤熊百合)」、「大トリトマ」とも呼ばれます。
花言葉の「恋するつらさ、せつない思い」などは、トリトマの花茎がしだいに曲がる性質があるため、身をよじっているような花姿からとされます。 |
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...........花の栽培.........
トリトマは夏の暑さにも冬の寒さにも強いので特別な手入れは必要ありません。日当たり、水はけのよい場所に元肥を施し、苗を植え付ければ数年はそのままで花が見られます。
春から秋は土の表面が乾いたら水やりし、緩効性肥料を与えます。3〜4年に一度株分けをすると花立ちがよくなります。霜が高い地域では、晩秋に高く土寄せをしてマルチングをします。 |
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