〜 7月22日の花 バジル(目箒) 〜
花言葉 |
神聖・好意・高貴・強壮・よい望み・憎しみ |
別名 |
メボウキ・バジリコ・バジリク・スィートバジル・コモンバジル |
科・属名 |
シソ科・オキマム属 |
原産地 |
熱帯アジア原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
バジルはインド、熱帯アジア原産の非耐寒性一年草のハーブで、古くから料理の香味料や薬用として扱われてきました。多年草ですが耐寒性がないので日本では一年草として扱われます。園芸品種が豊富で葉の色や香りもさまざまです。
ハーブとして栽培されることが多く、基本種で、甘くスパイシーな香りがする「スイートバジル(写真右上)」や、レモンの香りやシナモンの香りがする「レモンバジル、シナモンバジル」、また銅葉で酢につけると鮮やかな赤に染まり、花壇のカラーリーフにもよい「B・ダークオパール(写真右3番目)」、大型の花がきれいな「B・アフリカンブルー」などがあります。ちなみにシソはバジルの近縁種に当たります。
ハーブの王様とも呼ばれるバジルはイタリアの「バジリコ(basilico)」の名でもよく知られ、イタリア料理に欠かせず、さわやかな芳香はパスタやピザなどに使われるほか、ビネガーやオリーブオイルに漬けて用いられ、シソに似た香りはハーブティーとしても人気があります。また香りも強く精神高揚効果があり、食欲増進や消化促進効果も期待でき、マッサージオイルなどは心身の疲労回復にも効果があります。草丈は25〜100cm。開花期は7〜9月で種子の市販期は3〜4月、苗は5〜7月頃です。
属名の「オキシマム(Ocimum)」は、ギリシャの学者テオフラスタスが用いた、バジルの古いギリシア名「okimon(香りを楽しむ)」からといわれています。和名は「メボウキ(目箒)」で、タネを水に浸してゼリー状になったものが目に入ったゴミを取るのに役立つことからといわれます。英名は「Basil(バジル)」、または「Sweet basil(スィート バジル)」。仏名は「Basilic(バジリク)です。
名前のバジルは、古代ギリシャでは高貴な香りを持つバジルは王の舘にぶさわしい香草であるとし、「王」を意味する「basileus」が由来とする説、あるいは伝説の生物で「ヘビの王」とされる怪物「バジリスク」(basilisk)」が語源との説があります。 |
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...........花の栽培.........
熱帯原産植物なので日当たりのよい場所に、堆肥や腐葉土をすき込みタネをまきます。生育適温は23℃〜28℃なので、ピートバンなどにまいてから移植するか、5月に直まきします。
乾燥に弱いので、夏は水切れに注意します。元肥は有機質の配合された化成肥料を施し、その後は、週1回の液体肥料を用います。
ハーブとして利用するのなら、花芽がつくと香りが弱るため、摘芯を繰り返して花芽をつかせないようにします。収穫は6月中旬ころから可能です。 |
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