〜 7月24日の花 サルスベリ(百日紅) 〜
花言葉 |
雄弁・潔白・あなたを信じる・不用意・愛嬌・雄弁なあなた・饒舌 |
別名 |
ヒャクジツコウ・サルナメリ・ハヨウジュ・クスグリノキ |
科・属名 |
ミソハギ科・ラジエルストレミア(サルスベリ)属 |
原産地 |
中国南部原産 |
状態 |
落葉高木 |
...........花のいわれ・特徴.........
サルスベリは中国南部原産の落葉高木、低木で、日本に渡来した時期ははっきりしていませんが、江戸時代より前だとされています。以来、風情ある枝ぶりが好まれ、庭木として観賞されてきました。
サルスベリは夏の花木の代表で、7月〜8月の夏の暑さに慣れたころが最盛期です。葉は単葉で対生または亜対生か互生し、楕円形で葉柄はほとんどありません。花つきは美しく華麗で枝先に群がって咲きます。花径約3p、外側の6個が長いしわくちゃの紙のような6弁花で、その中心に40本ほどの雄しべがかたまって付きます(写真右上)。
葯のほとんどが黄色で、花色は紅・白・ピンク・紫紅です。
実はやや細い球形(写真右下)で、中に翼のある種子をもち、10〜11月に熟します。樹皮は薄く剥がれると灰白色と褐色の斑紋が現れ、その幹肌の美しさ(写真左)は床柱にも利用されます。また風情のある枝ぶりや、花を長く楽しめることもあって庭植えや街路樹にもよく植えられています。樹高は2〜6m。開花期は7〜10月で鉢の市販期は6〜9月、種子は3〜5月頃です。画像は画像は「L・タスカ ローラー(写真左)」、「L・ディア パープル(写真右上)」、「L・トント(写真右3番目)」です。
属名の「ラジェルストレミア(Lagerstroemia)」は本属の命名者であるスウェーデンの生物学者「ラジェルストレーム(M.Von.Lagerstroum)」の名にちなんでいます。英名は「Crape
myrtle(クレープ・ミルトル)」です。和名は樹皮がはがれやすく幹がなめらかなので木登りの上手な猿でさえ滑り落ちてしまう、ということから「サルスベリ(猿滑・百日紅)」です。
また花色が美しいうえ、夏の盛りから10月ころまで100日間咲き続けることから漢名である「ヒャクジツコウ(百日紅)」とも呼ばれています。他にも幹をくすぐると枝や葉が細かく揺れるので「怕痒樹(ハヨウジュ)」、または「クスグリノキ、サスリノキ、サルナメリ」などの呼称もあります。花言葉は、この揺れている様子が盛んにおしゃべりしているように見えるので、雄弁や饒舌となったと言われます。 |
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...........花の栽培.........
3〜4月頃に、水はけのよい場所に秋の落葉を待って植えつけます。暑さ寒さには強いのですが、日当たりが悪いと花が咲きませんので、一年を通して日当たりのよい場所で育てます。
鉢植えの場合は年に2回、2月と9月に化成肥料を施します。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。剪定は11月下旬から3月上旬に、開花枝を付け根から少し残して切り落とします。 |
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