〜 7月27日の花 クローバー(白詰草) 〜
花言葉 |
豊潤・幸運・夢の中・私を守って・約束・私を思い出して(白詰草)・感化・私のものになりなさい(四つ葉)・勤勉(赤詰草) |
別名 |
シロツメクサ・ツメクサ・シャジクソウ・ムラサキツメクサ・オランダウマコヤシ・オランダレンゲ |
科・属名 |
マメ科・シャジクソウ(トリフォリウム)属 |
原産地 |
ヨーロッパ・北アフリカ原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
クローバーはヨーロッパに多く自生する一年草・多年草です。牧草として世界各地で栽培され、約300種あるといわれています。強健で地を這う茎から発根して増え、4〜9月頃、長い茎の先に白い、7〜8oの蝶形花を頭状花序に密生させます。
色は白の他に淡紅色がありますが、一般には江戸時代に輸入された白い花を付ける「シロツメクサ(T・repens)」を指すようです。葉は倒卵形の小葉で、多くは白いV字型の班紋(写真右上)を持ち、ふつうは3葉ですがまれに4葉(写真右下)のものがあります。3枚の葉はそれぞれに愛情、希望、信仰を象徴し、4枚目の葉は十字架に見立てられ幸運のシンボルとされます。花言葉もこの幸運の四つ葉にちなみます。
クロバツメクサはシロツメクサの変種で、明治に渡来した同種の「アカツメクサ(T・pratense)」も野生化して帰化植物となっています。丈の低い白花は庭園用として利用され、赤や白のクローバーからはよいワインができるそうです。草丈は20〜30cm。主な開花期は5〜9月で球根の市販期は10〜11月頃です。
属名の「トリフォリウム(Trifolium)」は、ラテン語の「treis(3)とfolium(葉)」の意で、3枚の葉をもつことにちなむそうです。和名のシロツメクサは、江戸時代に輸入品の詰め物として運ばれたことから「ツメクサ(詰草)」または「シロツメクサ(白詰草)」と呼ばれます。
別名は「オランダゲンゲ(和蘭ゲンゲ」です。また牧草として栽培されていたことから「オランダウマゴヤシ(阿蘭陀馬肥)」とも呼ばれたそうです。英名は『Clover「クローバー」(分岐した葉)』、クローバーの名は「ヘラクレスの三頭の杖(クラブ)」によるとの説もあります。別名は「White clover(ホワイト クローバー」です。また |
キリスト教とクローバー
アイルランドでは、最初のキリスト教布教者の聖パトリックが、白クローバーの3枚の葉で、父と子の精霊の「三位一体」と結び付けた教義を説き、キリスト教に従わせとされます。そこから「約束」という花言葉が生まれ、以降、白クローバーはアイルランドの国花(現地ではシャムロック)となったそうです。
またヨーロッパには、中夏節前夜に摘んだ四つ葉には魔力が生じるという言い伝えもあります。もともと紀元前の昔から、このクローバーを身に付けることは、狂気を含む様々な病気から身を守り、悪霊に抗する強力な護符であったと考えられていたといわれます。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと排水がよく、有機質に富んだ土壌が適し、4〜9月に開花します。暑さに気をつければよく育ちます。肥料も元肥を施せば十分に育ちます。水はタネまき後に、乾いたら控えめに与えます。タネまきで殖やします。 |
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