〜 8月1日の花 アサガオ(朝顔) 〜
花言葉 |
はかない恋・仮装・偉大なる友情・固い約束・愛されたい・喜びあふれ・私はあなたに結びつく・愛着の絆・彼女はあなたを愛していた・平静 |
別名 |
ケンゴシ・モーニング グローリー・ケンギュウカ |
科・属名 |
ヒルガオ科・ファルビティス(イポメア)属 |
原産地 |
熱帯アジア・亜熱帯アメリカ原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
アサガオは熱帯アジア、熱帯アメリカ原産とされるツル性の一年草で、奈良時代末から平安時代初期に中国から日本に伝わったとされています。夏の早朝、葉の付け根にラッパ型の大きな花を咲かせ、昼にはしぼんでしまう花です。花後には3室に分かれた果実をつけ、中に種子(写真右5番目)が入っています。
当時は花を観賞するのではなく薬用植物として栽培され、下剤や利尿剤、解毒剤として利用されていました。江戸時代に入ってから鑑賞用として栽培されるようになり、都市部を中心に品評会などが催され、斑入り・八重・牡丹にそっくりな変化咲きなどの園芸品種が競うように誕生しました。その名残が毎年7月6日〜8日に開かれる東京入谷の朝顔市です。
江戸時代、この辺りは朝顔園が多くあったとされ、大正初期に都市化とともに姿を消し、朝顔市として残ったとされます。現在では色も豊富になり、青紫や紫紅、ピンク、白、藍色、絞り模様や曜白といわれる筋模様などの品種が作りだされています。ツルの長さは2〜3m。開花期は7〜9月で鉢の市販期は6〜7月頃です。画像は『ミユキノホマレ「御幸の誉」(写真左)』、『マイスガタ「舞姿」(写真右上)』、「サンライズセレナーデ(写真右3番目)」、『ショウリュウ「松竜」(写真右4番目)』です
属名の「ファルビティス(Pharbitis)」は、ギリシア語の「pharbe(色)」の意で、色彩の美しい花をつけるものが多いことからといわれます。また「イポメア(Ipomoea)」との説は、ギリシャ語の「Ipomoea(芋虫)」、「homoios(似た)」の意で、ツルが他物に絡んで登るからとされます。
アサガオは朝に花開き、昼にはしぼんでしまう半日花です。そのため英名は「Morning glory(モーニング・グローリー)」呼ばれ、和名も同じように、朝に花の美しさが盛りを迎える様子を美人の顔に喩えたもので、『容花「カホハナ」(美しい顔)』の意から「アサガオ(朝顔)」とされます。日本では若いときの輝くばかりの美しさを現す「朝顔の花、一時」という諺があり、フランスでは「真昼の美女」とたたえられています。
そのわりにヨーロッパでは半日という短い花のため「はかない恋のきずな」と言われ、または太いツルの生命力の連想から「勇気とエネルギーの象徴」とも呼ばれるそうです。アサガオの別称は漢名の「ケンゴシ・ケゴシ(牽牛子)」、または「ケンギュウカ(牽牛花)」と呼ばれ、これは、朝顔はもともとは薬用として利用され、中国では牛と取引されるほどの高価な薬であり、この花を牛車にいっぱい積み込んで売り歩いたことからこの名が付いたとされます。 |
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...........花の栽培.........
植えつけは、高温多湿な環境と日光が十分当たる場所を選び、緩効性肥料を施します。タネは前夜から水につけるか、表皮に削ぐような傷をつけ、発芽しやすくし、1〜1.5pの深さに植えます。
寒さが苦手なので庭などに地植えするときは、遅霜の心配のない5月中旬以降に植えます。元肥のほか、追肥として週1回の液肥を与え、つぼみが見え始めたら中止します。つるが間伸びしないよう、水やりは朝のうちにします。 |
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