〜 8月3日の花 ブッドレア(房藤空木) 〜
花言葉 |
魅力・深い信仰心・あなたを慕う・私を忘れないで・恋の予感・親しみのある関係 |
別名 |
フサフジウツギ・バタフライブッシュ・ニシキフジウツギ |
科・属名 |
フジウツギ科・ブッドレア(フジウツギ)属 |
原産地 |
中国西部原産 |
状態 |
落葉低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ブッドレアは中国西部原産の落葉性低木です(日本の本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もあります)。ヨーロッパで改良されたものが明治時代に渡来し、現在は庭木や切り花用に栽培されています。日本で見られるフジウツギ属の中ではもっとも大形で、3mに達するものもあります。
ブッドレア属にはおおよそ100種あるとされ、とても多いのですが、園芸上は「ブッドレア・ダウディー(フサフジウツギ)」とその交配品種を指します。ブッドレアの葉は長さ7〜10cmの大きな披針形で、表面は濃い緑で毛や腺点がほとんどなく(写真左)、裏面は灰白色で柔らかい星状毛が密生するのが特徴です。春に伸び始めてやや傾いた枝先に、初夏から秋にかけて30p以上にもなる小さな筒状の花穂をつけ、花冠の裂片は大きく、花には甘い蜂蜜のようなよい香りがあります。
原種の花色は藤色ですが、園芸品種には白・淡紫・ピンク・赤紫・黄・オレンジ・紅などがあります。ブッドレアには大きく育つ品種と矮性品種があり、ライラックに似た美しい花を咲かせる花木の見事さから公園や庭園に盛んに植えられ、また切り花や鉢物、苗を中心として出回っています。樹高は2〜5m。開花期は5〜10月で鉢の市販期は4〜7月頃です。
属名の「ブッドレア(Buddleja)」は、イギリスの牧師であり植物学者でもあった「アダム・バドル(Adam Buddle)」を記念してつけられました。和名はフジウツギと同じ仲間で、藤の花を逆さに立てたような花房をつけるところから「フサフジウツギ(房藤空木)」、または「ニシキフジウツギ(錦藤空木)」と呼ばれ、数々の園芸品種の親となっています。
中国原産のブッドレアですが、日本でも秩父で野生化されているのが見つかり「チチブフサウツギ(秩父房空木)」との別名もあります。また花には芳香があり、この香りと甘い蜜を求めて開花期にはつねに蝶が群がることから、英名は『Butterfly bush「バタフライ ブッシュ(蝶の木)』、または「 Summer lilac(サマー ライラック)」です。 |
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...........花の栽培.........
植え場所は、日照を好みますので日当たりと水はけのよい場所に、有機質をたっぷりすき込んでから植えます。春から秋に2ヵ月に1回、緩効性化成肥料を追肥します。
花がらが目立つので早めに切りと取ると、脇芽が伸びて再度美しい花が楽しめます。大変丈夫な植物で繁殖力も強く、剪定はいつでも大丈夫ですが、花芽のできない冬に基本的な樹形を整えます。 |
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