〜 8月6日の花 ニチニチソウ(日日草) 〜
花言葉 |
友情・楽しい思い出・追慕・若い友情 |
別名 |
ニチニチカ・ソノヒグサ・ビンカ・チョウシュンカ |
科・属名 |
キョウチクトウ科・カタランサス(ニチニチソウ)属 |
原産地 |
マダガスカル・ジャワ・ブラジル原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ニチニチソウは熱帯地方のマダガスカル、スンダ列島原産で、本来は半低木状ですが日本では春まき一年草として扱われます。草丈50〜60cmの高性種、20〜30cmの矮性種、ほふく性種など、用途によって異なる3系統の園芸品種があります。
葉は光沢のある長楕円形で対生し、花径は3〜5p、平らに開いた5弁花は鮮明な赤やピンクの単色と、単色以外に白花に淡赤色、濃赤花に白のスポットが入ったものなどがあります。可愛らしい花姿のわりに性質は強健で、残暑が厳しくてほかの花が萎えているときでも元気に生育します。そして咲き終わると自然に落下するので常にきれいな状態を保ったまま花を咲かせ続けます。
花弁が大きく丸い系統が一般的ですが、白や赤花が風車のように見える花弁の品種もあります。人気品種には「トロピカーナ、プリティインシリーズ」などがあり、夏花壇や鉢植え、吊り鉢用に、葉がツヤツヤと美しいのでグラウンドカバーに、水揚げがよいので切り花にも用いられています。またニチニチソウには抗腫瘍性の成分であるビンクリスチンなどのアルカロイドが含まれ、現在では薬用としても利用されています。
草丈は20〜60p。花期は5〜10月で鉢の市販期は4〜10月頃です。画像は「フラッペ ミルク(写真左)」、「ソワレ ホワイト(写真右上)」、「ミルク クラウン パープル(写真2番目)」、「ミルク クラウン ソフトピンク(写真右3番目)」、「フェアリー スター ソフトピンク(写真右下)」です。
属名の「カタランサス(Catharanthus)」は、ギリシャ語の「katharos(純粋な)」と「anthos(花)」の意で、この花の美しさからの命名とされています。和名は一つ一つの花命は短くても毎日花をつけるため「ニチニチソウ(日日草)」、または「ニチニチカ(日日花)」と呼ばれています。別名も同じ意から「チョウシュンカ(長春花)」です。
異名に「ビンカ」とも呼ばれますが、これは旧属名で、現在は園芸の分野ではニチニチソウとビンカ(ツルニチニチソウ)は別属ともいわれます。英名は「Madagascar
periwinkle(マダガスカル ペリウィンクル)」、または「Old maid(オールド メイド)」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
ニチニチソウは初夏から秋まで長期間楽しめ、また花がらも自然に落ちるため手がからず、栽培が容易です。鉢植えの場合、6月以降に赤玉土5、腐葉土3、川砂2の混合土に少量の緩効性化成肥料を加えたものに植えつけます。水やりは表土が乾いたらたっぷり与えます。
生育期間中は月2〜3回の液肥をするか、月1回の緩効性化成肥料を株元に少量補います。庭植えの場合は、鉢底から根が見えだしてから、4号鉢に移植し、梅雨明け後株間25pで植えます。週1回液体肥料を施します。 |
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