〜 8月7日の花 オシロイバナ(白粉花) 〜
花言葉 |
臆病・内気・おしゃれ・柔和・しめやかな愛情・私は恋を疑う・遠慮・恥じらい |
別名 |
ユウゲショウ・フォーオクロック |
科・属名 |
オシロイバナ科・ミラビリス(オシロイバナ)属 |
原産地 |
熱帯アメリカ原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
オシロイバナはペルー、メキシコ原産の一年草または多年草で、日本には江戸初期に渡来しました。葉は卵形で対生し、夏から秋にかけてラッパ型の紅色・黄色・ピンク・白、紫や絞りなどの花(実は萼)を咲かせます。
夕暮れに花を開いて明け方には閉じ、一夜かぎりの花ですが次つぎと新しい花を咲かせ、花には芳しい香りがあります。色は単色だけでなく、1輪の花に2色(写真右下)の花が開いたり、またひとつの株で2色別々の花を咲かせたりします。花が終わると黒い果実(写真右2番目)となり、種子の中は粉状の胚乳があります。高さ60〜80p。花期は7〜10月で鉢の市販期は8月頃です。
属名の「ミラビリス(Mirabilis)」はラテン語の「mirabilis(驚異・不思議な)」といった意で、花を形容したものといわれます。和名は、この花の果実をつぶすと白い粉がはじけてオシロイ状の胚乳(種子が発芽するための養分)があらわれることから「オシロイバナ(白粉花)」と名づけられました。江戸時代の文献には「この白粉を実際に使ったことがある」とされます。
また強い日差しのときは閉じていて、日差しが弱まる夕方4時ころに花を開くことから、別名を「ユウゲショウ(夕化粧)」とも呼び、英名も『Four o'clock「フォー・オクロック」(午後4時)』と言い、フランスでは「夜の美人」、同じく中国でも夕飯時の花という意で「吃飯花(チーフカンフォア)」と呼ばれています。
またこの植物は花色が突然変異を起こしやすい遺伝子をもち、一つの株から違う色の花や、花色が毎日変わることから『Marvel of Peru「マーブル オブ ペルー」(ペルーの不思議)』とも言われます。そこから花言葉も「私は恋を疑う、臆病、内気」などを表したものが生まれたとされます。 |
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...........花の栽培.........
丈夫で手間のかからない植物で育てやすく、暖地では庭植えでも冬越しして塊根ができ、毎年花を咲かせます。日当たりと水はけのよい場所にタネを直まきし、発芽したら間引いて、40〜50pの株間にし、覆土をします。
一つの株に絞り咲きや色違いの花が咲いたりします。生育旺盛で、冬にワラなどでマルチングすれば、宿根させることもできます。 |
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