〜 8月10日の花 ルコウソウ(縷紅草) 〜
花言葉 |
繊細な愛・おせっかい・多忙・常に愛らしい・元気・でしゃばり |
別名 |
サイプレスバイン・カボチャアサガオ・ホソバルコウソウ |
科・属名 |
ヒルガオ科・イポメア(サツマイモ)属 |
原産地 |
熱帯アメリカ原産 |
状態 |
つる性の一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ルコウソウは熱帯アメリカ原産のつる性の非耐寒性一年草で、日本に伝わったのは江戸時代です。ルコウソウの花は小さいのですが、夏の盛りから初秋まで、花径2pほどの深紅色や白・ピンクの星形の花を咲かせます。
とくに真紅の鮮やかさは目をみはるほどです。輸入した当初はカボチャアサガオと呼ばれていました。細かく切れ込んだクジャクの羽のような葉(写真右上)は涼しげで美しく、茎は細くまわりのものに巻きつく性質があります。初夏から夏にかけての繁茂はすばらしく、つるは3mを超えることもあり、フェンスなどに絡ませると見事な緑のスクリーンをつくりだしてくれ、夏の日よけに最適です。
仲間にはハート形の葉で花冠の先がわずかに5裂する「マルバルコウソウ(I・ムルティフィダ)」と、ルコウソウとマルバルコウソウとの交雑種で、葉が羽毛状で花冠の先が裂けない「ハゴロモルコウソウ」、があります。草丈は30〜50cm。主な開花期は8〜9月で鉢の市販期は6〜8月、種子は3〜6月頃です。
属名の「イポメア(Ipomoea)」は、ギリシャ語の「ips(芋虫)」と「homoios(似た)」という意で、物に絡みつき這い上る性質からとされます。また旧属名の「クアモクリト(Quamoclit)」も、ギリシア語の「kyamos(マメ)」と「clitos(低い)」との意で、茎の短いつる性のマメに似た植物の性質と、花色にちなんだものです。
和名もこのつるが絡みつき、赤い花を咲かせることから「ルコウソウ(縷紅草、または留紅草)」です。また、輸入されたときはカンボジアから来たアサガオのような花で、カンボジアが転化したとされ、「カボチャアサガオ(南瓜朝顔)」と呼ばれ、または細かい糸状の葉から「ホソバルコウソウ(細葉縷紅草)」とも呼ばれます。英名は「(Cypress vine(サイプレス バイン)」、「Star glory(スター グローリー)」です。 |
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...........花の栽培.........
強健な性質なので生育旺盛です。発芽温度が高いので、温度さえあれば雑草なみに元気に育ちますが、寒さにあうとたちどころにしおれてしまいます。
タネをまくときは遅れ霜の心配がなくなった5月頃が適期です。タネはアサガオと同じように硬いので一晩水に浸して充分に膨らんだものを選びます。
生育が旺盛で水切れしやすいので、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。肥料は植えつけ時に緩効性化成肥料を施し、その後は月に1回の固形肥料を与えます。花後は花がら摘みをすれば次々に花を咲かせます。 |
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