〜 8月12日の花 フウセンカズラ(風船蔓) 〜
花言葉 |
あなたと飛び立ちたい・多忙・期待・魅力ある性格・自由な心 |
別名 |
バルーバイン・ハートピー・ハートシード |
科・属名 |
ムクロジ科・カルディオスペルマム(フウセンカズラ)属 |
原産地 |
東南アジア・中南米原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
フウセンカズラは北アメリカ南部、アフリカ原産の非耐寒性つる性の一年草です。現在では世界中の熱帯・亜熱帯にに見られます。葉は切れ込みのある複葉で、茎は細く巻きひげで他物に絡みながら生長し、高さ3mほどにもなります。夏に長い花柄を伸ばし、花径3〜5oの淡緑白色の4枚の花を咲かせます(写真右2番目と3番目)。
花はごく地味で小さいのですが、その後に直径3cmほどのホオズキのように膨らんだ可愛い黄緑色の実がなります。フウセンカズラは、この花よりも細いつるからブラリと下がる風情ある姿(写真左)が鑑賞の対象となります。そして実が熟してくると、実の中には膜に覆われた部屋が3つに仕切られており、それぞれに白のハート形の模様が入った黒いタネ(写真右上)が入っています。
実とつるのグリーンが涼しげで、夏の日除けとしてフェンスなどに絡ませたり、ワイヤーなどに絡ませてトピアリー風に利用したり、また鉢植えや切り花としても人気があります。このフウセンカズラは中国では薬用として、またインドやジャワ島では芽や葉を野菜として利用しています。つるの長さは1〜3m、開花期は7〜9月で実は8〜10月頃。鉢の市販期は6〜7月、種子は2〜5月頃です。
属名の「カルディオスペルマム(Cardiospermum)」は、ギリシャ語の「cardia(心臓)」と「sperma(種子)」に由来し、種子にハート形の模様があることによります。和名は、花後に緑の風船のような実がなることから「フウセンカズラ(風船葛)」です。
英名も風船のように膨らむつる植物という意味の「Balloon vine(バルーン・バイン)」。またハート形の種子から「Heart pea(ハート ピー)」、または 「Heart seed(ハート シード)」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい場所に、腐葉土を混ぜた用土に緩効性肥料を施します。タネまきは気温が十分にあがる5月初旬頃が適期です。表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
あとは手のかからない丈夫な植物です。鉢植えもタネを直にまき、あんどん支柱を立ててつるを誘引します。その年に落ちたタネで翌年芽が出てふえたりします。 |
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